プリコーションで大事なシーツ交換の注意点と感染性廃棄物の処理方法

プリコーションで大事なシーツ交換の注意点と感染性廃棄物の処理方法

入院患者さんのいる医療機関では、日常的にシーツ交換が行われます。しかし、家庭でするような感覚で交換するわけにはいきません。

患者さんの肌に直接触れるもので、場合によっては病気の感染源にもなり得るからです。医療現場におけるシーツ交換時の注意点を確認してみましょう。

シーツとスタンダードプリコーション

シーツには、患者さんの体液が付着している可能性が高いですよね。そのため感染性物質として扱い、スタンダードプリコーションの原則が適用されます。

特に血液が付着しているような場合は、丁重に扱いましょう。バサッと広げるようなことをしてはいけません。

では、どのように交換すればいいでしょうか?

シーツの場合は、患者さんの頭側から下肢の方向に向けて、表を内側に巻き込みながらそうっとまとめると、塵芥が飛び散るのを最小限に抑えることができます。

布団や衣服の場合も、内側に巻き込むように片付けましょう。また、感染性物質であるシーツや衣類を、床に置くこともしてはいけません。

片付けた後、その場所を誰かが歩いて行ってしまったら、病原体を広げることになりかねないからです。

エプロンや手袋やマスクを着用して作業し、終わった後は手を洗うことも忘れないようにしましょう。

感染性廃棄物の種類と取扱い

処置の時に使ったアルコール綿や血液の付いたガーゼなど、医療機関からの廃棄物は、感染性廃棄物といって、取り扱いが定められています。

交換したシーツに、血液が付着しているような場合は、感染性廃棄物として処理します。

感染性廃棄物は、感染性一般廃棄物と感染性産業廃棄物に分けられます。

感染性一般廃棄物は、血液が付着した紙くずや、ガーゼ、脱脂綿などです。感染性産業廃棄物は、注射針、雌、血液製剤のパックなどです。

これらは、バイオハザードマークの付いた容器に廃棄することが定められています。このマークは国際規格として統一されており、色ごとに意味があります。

血液など液状または泥状のものは赤色、血液などの付着した固形のものは橙色、注射針などの鋭利なものは黄色、というふうに使い分けられています。

手袋やエプロン、紙や綿などの廃棄物は、周囲を汚染させないように注意しながら、プラスチック袋などに密閉して、感染性一般廃棄物として処理します。

注意したいのが、在宅で自己注射をされる患者さんです。注射針は感染性産業廃棄物に当たるので、医療機関で処理する必要があります。

針が突き破らない空きびんなどに入れてしっかり蓋を閉めておいて、受診時にまとめて持ってきてもらうようにします。

最後に

いかがでしたか?シーツ交換一つをとっても、看護師は覚えることがたくさんありますね。スタンダードプリコーションの原則を頭にしっかり入れておくことで、適切な行動をとることができます。

廃棄物の処理も、感染予防のためにとても大切なことなので、間違いのないようにしましょう。参考になれば幸いです。

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