患者さんへの問診・ヒアリングテクニックをまとめました

患者さんへの問診・ヒアリングテクニックをまとめました

問診やバイタルチェックの際、患者さんにお話を伺うことがありますよね。

しかし、患者さんは具合が悪い方が多いので、できるだけ負担を掛けず、かつ多くのことを聞き出せるようにしなければなりません。

一度話を聞いたものの不十分なのでもう一度聞きに行く、なんていうことになると、ご迷惑になってしまいます。ここでは、患者さんへの聞き取りの技術をまとめてみました。

質問法とは

限られた時間の中で、必要な情報を効率的に得たり、患者さん自身も自覚してないような心の本音を聞き出したりと、状況に応じた質問の仕方を使いわけることが必要になります。

この質問の仕方を質問法といいます。質問法には「開かれた質問(open ended question)」「閉じられた質問(close ended question)」「中立的な質問(neutral question)」の3つがあります。

これらの質問の長所と短所を理解し、状況に応じて組み合わせることで、効率的に多くの情報を聞き出すことができます。

質問の種類と特徴

開かれた質問とは、患者さんの自由な答えを求める質問法です。例えば「どんなふうに痛いですか?」「どうすると楽ですか?」などの聞き方がこれにあたります。

患者さんは考えをめぐらせ、制約なく答えを返すことができる一方、うまくまとめられなかったり、時間がかかったりするという短所もあります。

これに対し、閉じられた質問とは、「はい」「いいえ」で応えられるような質問法です。「痛いですか?」「熱はありますか?」などです。

患者さんにとっても看護師にとっても早く進めることができますが、閉じられた質問に答えるだけでは、患者さんは言いたいことを十分に言えない場合があります。

中立的な質問は、1つの答えしか求めない質問法です。「はい」「いいえ」ではありませんが、患者さんは迷うことなく答えることができます。「薬を飲んだのはいつですか?」「何を飲みましたか?」などです。

これらの質問を組み合わせることで、必要な情報をうまく引き出すことができます。

初めて入院する患者さんに聞き取りをする場合は、短時間に病歴、主訴、服薬歴などの情報をまとめる必要があるので、閉じられた質問が中心にすると効率的になります。

具合が悪く、長く話すのがつらそうな時も、あまり考えずに答えやすい閉じられた質問や中立的な質問が多くなるかもしれません。

一方で、症状の詳しい聞き取りには、開かれた質問で患者さんの感覚(どのように痛い、どれくらい辛い)をじっくり聞かせてもらうことが不可欠になります。

患者さんの体調やご家族の様子を見ながら、臨機応変に、上手に取り混ぜることで、患者さんとのコミュニケーションの幅が広がります。

最後に

いかがでしたか?患者さんとの対話で必要な情報をできるだけ多く引き出す、質問法についてまとめてみました。

聞き取りに際しては、事前に聞きたいことを考えておいて、もれなく聞けるよう準備することがまず大切です。その上で患者さんの様子を見ながら、臨機応変に質問法を組み合せることで、幅広く情報が得られるようになります。

これらを参考にして、患者さんとのコミュニケーションを円滑にできるようにしてくださいね。


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