看護師が開催する勉強会や看護研究が苦痛!無い病院はあるの?
詰所単位や、経験年数別に開催を強制される、看護師が開催する勉強会や看護研究。
「どんな内容で開催するか考えただけでストレス」「メンバーが動いてくれない」「時間が無い」
等のストレスを抱えている看護師が多いようです。
このような勉強会が無い病院はあるのでしょうか、あるとしたらどんな病院でしょうか?実際、相談をうけた内容を元に解説していきます。
勉強会開催、無い病院に転職したい理由とは
常勤者である以上、勉強会開催や研究発表など割り当てられた業務を完全に拒否することは出来ません。
勉強会開催、研究発表が無い病院に転職したい理由で多いものは、
「看護師として患者・利用者さんをケアし、仕事としてお給料を稼ぎたいだけなのに、勤務外の業務をするのが苦痛」
「勉強したいと思えば、自分で行きたい勉強会に行けばいいから、素人の自分たちが勉強会開催することはあまり意味がない」
「勉強会開催するために、他のメンバーと話し合ったり集まったりすることが苦痛」
「業務が忙しすぎて、余裕がない。睡眠時間を削ってまで取り組みたくない」
という内容です。読者の方も心あたりありませんか?
勉強会開催、看護研究が無い病院に転職した経験から思う事
先に紹介したような理由で、面接で「時間外の業務が無いこと」を十分に確認し、勉強会開催や、看護研究が矯正されない病院に転職したAさんの経験を聞いてみました。
どんな病院なんですか?
「50床くらいの2次救急の病院です。面接で、基本的に勉強会は無いからしんどくないよ、と言われました。実際に全く勉強会は無くほぼ定時に終わることが出来ていました。」
希望通りですね、転職して良かったですね。
「数カ月は、ラッキーと思っていましたが、全く勉強会が無いので看護に統一性が無く、古い知識のままの年配看護師が多くて意見が対立しモメることも出てきました。」
では、勉強会開催や看護研究はあった方が良いと思いますか?
「勉強会開催や看護研究をやりたくないという看護師の集団は、モチベーションが高いとは言えません。業務時間が無事に過ぎたらさっさと帰るという毎日は刺激が無く、仕事を通して仲間を作ることもできないように思います。」
勉強会開催や看護研究がある病院に戻りたいと思いますか?
「休息がとれなかったり、ストレスで体調を崩すほどのハードさは問題だと思います。でも、新しい知識を共有して職場の雰囲気を良くしたり、患者さんを守る為にも勉強は必要です。患者さんに、看護師によってやり方が違う、指導のやり方が違うといった苦情を受けないためにも、大切なことだと思います。」
「勉強会開催や看護研究が嫌すぎて転職しましたが、しっかりした教育体制のある病院なら、ある程度は我慢して取り組んだ方がよかったかなと思います。」
実際、転職したAさんの声、どのように受け止められたでしょうか?
勉強会開催や看護研究をしなくても良い病院は存在する!確認すべき事とは
Aさんの経験からも読み取れるように、勉強会開催や看護研究をしなくても良い病院は存在します
子育て中の主婦、時短勤務希望、パート希望の看護を募集している病院は、求人の条件に「時間通りに帰れて、余計な仕事が無い」ことを売りにしている場合があります。
しかし、それが新しい知識を共有する機会すらない、看護レベルがバラバラのまま、といった状態に繋がっている危険性もあります。
転職を考える際、勉強会開催や看護研究を行う必要が無かったとしても、新たな情報を入手し、共有できるシステムがあるかを確認しておく必要がありそうです。
また、自分で勉強する機会を大切にすることを忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
看護師の勉強会開催や看護研究が無い病院も存在します。しかし、それらの機会が職場にないという事は、より自分で勉強する努力が必要という事です。行き過ぎた束縛が無い限り、勉強会開催や、看護研究は受け入れてもいいのかもしれませんね。
転職を考える際は、勉強会開催や看護研究に無理が無い勤務スケジュールとなっているかを確認することをおすすめしたいと思います。