看護学生が実習でストレスと感じる場面まとめ
- 2017/2/28
- 体験談
看護学生が実習でストレスと感じる場面まとめ
看護学生にとって自習は、緊張の連続でストレスに満ち溢れています。私は「実習に行くのが楽しくてしかたがない」という看護学生はいまだかつて会ったことがありません。私自身も、病院での実習は緊張と寝不足で苦行かと思えるほどでした。
看護師になるために、絶対に避けては通れないのが実習です。看護学生が実習でストレスを感じる場面を記事にしてみました。看護学生の皆さんにちょっと笑ってもらえたら嬉しいです。
看護学生は居場所が無い?実習中に避難する場所は、器材庫、ロッカー
看護学生用のカンファレンスルームがある実習施設は天国です。情報収集、調べもの、記録の見直し等と称して、カンファレンスルームで机に向かっていることが出来ます。
机に向かっているふりをして、時間を潰したり、バレないように居眠りが出来る可能性があります。学生用カンファレンスルームが無い実習施設は、患者さんのベッドサイドかナースステーションに居るしかなくなります。
患者さんのベッドサイドにずっといるわけにもいかず、ナースステーションでは看護師の視線を感じて緊張、忙しい時間帯は邪魔だと言わんばかりの扱いをされる時もあり、ストレスが溜まります。
そんな時、看護学生は器材庫、ロッカーにひっそりと生息しています。ただし、あまり長時間姿を消していると怒られることになりますので注意が必要です。
日曜日の夜に進んでいない実習記録を見て愕然とする看護学生
実習が金曜日で終わり、土日が休みの場合は「よーし、土日で実習記録書き上げるぞ、月曜日からの目標も考えよう」と意気込むものです。
日曜日の夜に、全く進んでいない実習記録を見て「私は土曜日に何していたんだっけ、日曜日の昼は?」と愕然として、日曜日21時頃からやっと本腰を入れ始め、翌月曜日は結局寝不足で実習にいく事になります。
実習の合間の土日は、休みでホッとする反面、実習記録や事前学習などのストレスと戦う時間でもあります。特に日曜日の夜は、進んでいない実習記録を見てストレスが溜まります。
宿題に追われていた、小中高校生の時よりもずっと深刻といえます。
患者さんとの会話が弾まない看護学生は沈黙にストレスを感じている
親子、祖父母と孫ほど年の離れた受け持ち患者さんを相手に、最初から会話が弾む看護学生はいません。共通の話題が無いばかりか、患者さん側が学生との接し方に戸惑っていたり、学生だからと信用していない場合もあり、そっけない対応をされることもあります。
看護学生は、受け持ち患者さんとの会話から情報集をしなければなりません。疾患の受け止め方や、療養への意欲、疾患の理解度やストレスに感じていること、などです。
患者さんが話してくれなければ、看護学生は困ってしまいます。会話が弾まず、患者さんとの間に沈黙の時間が流れると、焦りますしストレスが溜まってきます。
学生時代はストレスでしたが、看護師になってから思うことは、なかなか話してくれない患者さんに自分から話してみようと思わせる会話術と雰囲気作り術も看護技術だということです。
とにかく睡眠不足でストレスが溜まる、看護学生の寝不足問題とは
看護学生の実習中は、睡眠不足との戦いです。実習時間が終わってからの振り返り、予習、実習記録作成、明日の目標設定などいくら時間があっても足りないため、睡眠時間を削って頑張るしかありません。
昼睡眠不足で、昼食後暖かい部屋にいると実習中にも関わらず睡魔が襲ってきて、立ったまま寝たい時もあります。
睡眠時間が短いとどうしてもストレスが溜まってきます。実習の目標設定などが上手くいかない時、患者さんとのコミュニケーションがスムーズに行かない時、寝不足のストレスで物事を前向きにとらえられずネガティブな考えが浮かんでくるときがあります。
看護学生が実習中に十分睡眠をとることは難しいかもしれませんが、徹夜はしないこと、上手に仮眠を取り入れるなど工夫が必要です。
まとめ
看護学生が実習でストレスを感じる場面、いかがでしたか?看護師になった今、看護学生時代を振り返って思うことは、実習は二度とやりたくない!ということです。
しかし、患者さんとじっくり向き合って話を聞き、チームメンバーとディスカッションしながら目標設定をするなどの経験は、学生時代でなければできないことです。実習は必ず終わります。ストレスに負けずに実習を乗り切って、看護師になれるよう応援しています。