【ベテラン看護師直伝】困った新人と言われないために!仕事ができないのは実はOK

【ベテラン看護師直伝】困った新人と言われないために!仕事ができないのは実はOK

新人看護師は、「社会人生活に慣れること」「仕事の流れに慣れること」「人間関係に慣れること」「日々の勉強」とたくさんのハードルを越えていきます。

そんな中で、サポートしてくれるたくさんの人がいることでしょう。

特に、先輩看護師の指導やサポートは欠かせません。先輩看護師に「困った新人看護師」というレッテルを貼られてしまうことは避けたいですよね。

「困った新人看護師」と言われてしまう理由を解説していきます。新人看護師自信が考える理由とギャップがあると思いますよ。

新人看護師自身が考える「困った新人看護師」像と実際のギャップとは

新人看護師が考える「困った新人看護師」像の例を挙げてみましょう。

「知識がなさすぎる」「看護技術をマスターするのが遅い」「指示された仕事がなかなか終わらない」このような理由が多いと考えてはいませんか?

同期の中でも、テキパキ仕事をこなし採血や点滴も失敗が少ない看護師が好かれていると思っていませんか?

実際に指導する側にとっては、これらはよっぽど極端でないかぎり「困った」理由にはなりません。なぜなら、人には個性や向き不向きがあり、目標を達成するには時間がかかることをわかっているためです。

自分なりの解釈が強すぎる「困った新人看護師」

郷に入れば郷に従え、ということわざがあります。物事の成り立ちには、歴史や理由があることを理解して「まずは教えられたとおりにできるようになること」が大切です。それをマスター出来て初めて、効率化や工夫の精神を発揮するべきです。

しかし、自分なりの解釈が強すぎる人は、教えられたことをマスターする前に「こんなやり方おかしい」「非効率的でばかばかしい」と不満を抱いてしまいがちです。

明らかに法律に違反していること、患者さんに害があること以外は、いったん先輩の指導を受け入れる素直さが求められます。

必要以上に落ち込みすぎる「困った新人看護師」

技術を身に着けていく段階で、失敗してしまい怒られたり呆れられたりすることは、当たり前のことです。全く反省しないのは考え物ですが、落ち込みすぎることは周囲に悪影響を及ぼし、時に迷惑にもなります。

先輩看護師がフォローしているにも関わらず、「もう無理かも」「私なんて」とネガティブになりすぎると、職場の雰囲気を悪くし、指導に必要以上の労力がかかることになります。新人看護師に、落ち込むなということは不可能かもしれませんが、落ち込みすぎることは問題です。

連絡、報告、相談しない!または相談する相手を間違っている「困った新人看護師」

連絡、報告、相談は仕事の基本です。ましてや、知識や技術が未熟でフォローが必要な新人看護師はなおさらです。

指示を受けた後で「終わりました」の報告がないため、「終わったの?どうだった」と確認しても「はあ・・・」と要領を得ない、または「とっくに終わってますけど」と上からの返事。

指導する方はとても疲れてしまいます。

また、仕事上でのトラブルや悩みをプリセプターや上司に相談せず、親しくなった研修医や部外者に相談することも度が過ぎると「困った新人」とレッテルを貼られてしまう理由になります。

連絡、報告、相談は速やかに、そしてしかるべきところに行いましょう。

まとめ

いかがでしたか?

知識や技術の未熟さをはるかに凌ぐ「困った」理由があることを知っていただきたいと思います。上司も先輩も、技術不足で落ち込んだ新人時代があります。だから、技術達成が遅いことやうまくいかないことは「困った」うちに入らないのです。

指導に必要以上の労力を使わざるを得ない状況に陥ることが「困った」ことなのです。新人看護師のみなさん、技術の上達が早いことだけが良いことと考えず、しっかり着実に学んでいきましょう。


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