失業保険を受給するための求職活動実績って企業に確認されてバレるの?という疑問に答える
退職したり、失業した時に出る失業保険。働かなくてもお金をもらえるなんて夢のようですよね。もしかするとしばらくゴロゴロニート生活していよう!とか考える人もいるかもしれません。
しかし、喜んでいるのも束の間。雇用保険の説明会に行かれた時、失業保険を受給するにあたって、求職活動実績、つまり実際に求人への応募や面接、職業訓練やセミナーへの参加が必要ということで急にハードルがあがったと感じている人も多いことでしょう。
「まぁいいや、どうせ自己申告だしバレないだろう」
と思っていませんか?ここでは求職活動実績が実際に企業に確認されるのか、そしてバレるのか?ということにお答えしましょう。
<おすすめ記事セレクション>受給の条件
まず受給の条件を確認しておきましょう。3つあります。
- 積極的に就職しようとする意思があること
- いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること
- 積極的に仕事を探しているにもかかわらず、現在職業についていないこと
これらはしおりにもかかれていますので確認してみてください。これらに該当しないと「失業認定」つまり失業していると認められません。ここでポイントは「積極的に就職しようとしているか」「積極的に仕事を探しているか」です。
そもそも失業保険とは倒産などあなたの意思に反して失業をしてしまった、または転職するために一時的に失業する、しかしその間の生活費を国が担保するという制度です。
さすがに働く気もなくダラダラしているような人に給付するような制度ではありません。あなたの税金もそんなダラダラしている人を食べさせるために使われたくはないですよね。そういうことです。
やはり「すぐに就職したい!という方」や「就職するために努力している人」に給付されるべき制度だと思います。
しかし、「私は就活がんばっていますよ!」「めっちゃ努力している!」と口で言ったところで、「本当?」と思ってしまいますよね。失業保険は国が給付するわけですから口で言ったことを「はいはい」と簡単に渡す訳にはいきません。
そこで就活していることを証明して失業認定を受けるために「求職活動実績」が必要なんです。
求職活動実績って何?
失業保険の給付にあたって、あなたが「就活している」「就職するにあたって努力している」ことを証明する必要があります。これを求職活動実績と言います。
求職活動実績は「客観的に」確認することができる仕事探しの実績です。失業認定日は4週間ごとにおとずれますが、その間に最低2回以上の証明できる求職活動実績が必要です。
これを認定日に報告してはじめて失業認定され、失業保険を受給することができるのです。家でごろごろしてられませんね。
さらに求職活動なら何をやっても良いかというとそうではなく、決められたものがあります。
- 求人への応募や面接
- ハローワーク等が行う職業相談、職業紹介
- ハローワーク等が行う各種講習、セミナーの受講
- 許可・届け出のある民間機関が行う職業相談、職業紹介
- 許可・届け出のある民間機関が行う各種講習、セミナーの受講
- 公的機関が行う職業相談
- 公的機関が行う各種講習、セミナーの受講
- 国家資格の受験
などがあります。これらを4週間に2回行うということです。ちなみにハローワークの求人情報検索などは対象にならないので注意しましょう。
求職活動実績って本当に企業側に確認されるの?
こういう疑問を持つ方がいらっしゃいます。不正受給を防止するためにこう言っているだけじゃないの?と。
たしかに求職活動実績については、失業認定申告書に記載された自己申告でしかありません。ハローワークは別として証明書が必須ではありません。
面接したあとに「あのー・・・、失業保険の給付のために面接したことを証明する証明書もらえますか?」と聞けるはずはないですよね。
そうすると現実的には求職活動実績のためだけに証明書をもらうことが非現実だということがわかると思います。そうすると残るは失業認定申告書に書かれた内容にもとづいて、実際にその企業に問い合わせされるかどうかということです。
結論を言いますが、ハローワークから企業に確認の問い合わせをします
こちらハローワークの失業保険手順書(職員用)からの抜粋です。
失業認定申告書により申告のあった求職活動実績については、安定所から利用した機関や応募先事業所への問い合わせ等により事実確認を行う
またこうも書かれています。
受給資格者に事実関係を確認し、申告が事実に反することが確認された場合は、失業の認定の際の虚偽の申告として処理する。
まぁ、当たり前の話ではありますが、その方が本当に面接に行ったのかどうか、応募があったのかどうか、セミナーに行ったのかどうかというのは確認されます。
これは民間企業の相談会やセミナーでも一緒です。たいてい予約制ですし、入場の際にもちゃんと名前などの確認がありますので、後日ハローワークから聞かれたとしても本当に行ったかどうかはわかります。
もし嘘ついたらバレる?
ここまで読んで頂ければわかる通り、ばれます。もし活動もしていないのに、活動したと虚偽の報告をして、バレた時は受給金額は返金することになります。さらに2倍を収める必要、つまり不正受給の3倍を払う必要があります。
さらにこの不正受給は詐欺罪ですので刑事罰となります。怖がらせるようなことを言いましたが、別に嘘をつかないというのはごく当たり前のことですよね。
働かなくてもお金がもらえるという軽い気持ちで虚偽の申告は絶対しないようにしましょう。
いい方法はない?
求職活動実績をつくるにあたって一番てっとり早いのは素直に応募することです。1分で登録できることで有名なマイナビ看護師やナースフルあたりが良いかと思います。もっとも大手ですし、どちらも求人数もトップレベルです。もちろん主要都市に限らず全国を網羅しています。
口コミはこちら。
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