子育て中の看護師が夜勤を乗り切るために必要なこと
- 2016/11/30
- 子育て
子育て中の看護師が夜勤を乗り切るために必要なこと
看護師は何科で働くか、どんな施設で働くか、夜勤をするかどうか、この3つで働き方を選んでいます。
子育て中であっても、看護師として働き続けたい皆さん、今回は子育て中看護師と夜勤について考えてみたいと思います。子育て中看護師が夜勤を続けるために必要なことをまとめてみました。ぜひ参考にしてみて下さい。
子育て中看護師、夜勤はやりたいか、やりたくないかをしっかり考えて
子育て中看護師は、「夜勤ができる」か「夜勤ができないか」という視点で見られがちですし、自分自身もそう考えてしまいます。
例えば、子供が小さいから夜勤は無理だろう、子供が中学生になったから夜勤は出来るはず、実母と同居しているから面倒を見てもらえるはず、といった見方です。しかし、子育ては子供が中学生になったからといって終わった訳ではありませんし、実母・義母と同居しているとはいえ、仕事を続けられている場合もありますし、必ず面倒を見てもらえるとは限りません。
看護師である自分が「夜勤をやりたい」のか「夜勤はやりたくないのか」を良く考えてみて下さい。子供の年齢や周りのサポートも必要ですが、自分自身が夜勤を「やりたくない」と感じていれば、頑張ることは出来ませんね。まずは自分自身の気持ちにしっかり向き合うことが、仕事を頑張れる秘訣です。
夜勤中、子供を自宅以外に預ける環境は長続きしないと考えて
子育て中看護師が夜勤中に、自宅で子供をみてくれる実母・義母・夫のサポートがあれば良いのですが、必ずしもそうとは限りません。
民間の夜間託児施設や、実家に夜勤のたびに子供を預けにいくという子育て中看護師もいます。しかし、夜勤前に子供を預けに行くことは、かなりの疲労感がありますし、自宅で過ごせない子供が不安定になってしまうことも考えられます。
月に1・2回なら許容範囲かもしれませんが、頻繁な夜勤で子供を預けに行くことは長続きしないと言えるでしょう。子育て中夜勤看護師のための夜間託児所が完備された病院への転職を検討してみるもの一つの案ですね。
子育て中看護師の夜勤、疲れすぎない環境か見直して
あなたの職場は、夜勤看護師が日勤への申し送りが終わった後も、看護記録や雑務でいつまでもダラダラと職場に残っていませんか?就業規則で定められた夜勤開始時間の1時間半以上前に来て情報収集や、点滴の準備に追われてはいませんか?夜勤中の休憩は十分に取れていますか?
実は、これらが曖昧な組織は少なくありません。就業規則上の夜勤が16:30~翌9:00までと示されていても、実際の始業が15:00過ぎ、終業が10:00過ぎということは珍しいことではありませんし、休憩は名ばかりという病棟も存在します。これでは疲れてしまいますね。
子育て中看護師は、夜勤前、夜勤明けでも家事や用事でゆっくり休めないこともあります。夜勤を続けるためには、疲れすぎない夜勤環境が必要です。
子育て中看護師、勉強する時間が確保できる体制かを確認して
看護師は子育て中かどうかは関係なく、専門職である限り勉強し続けることが求められています。
子育てと夜勤が大変で、病院で開催される勉強会や研究発表などにほとんど参加できないという状況はつらいものがあります。子育てと夜勤を両立しながら、勉強する時間を確保することは難しいかもしれませんが、仕事を長く続けるためにはスキルアップも必要です。
自分の所属する組織が、看護師として必要な勉強ができる体制かも確認が必要です。
まとめ
いかがでしたか。子育て中看護師が夜勤を続けるために必要なことをまとめてみました。
- 夜勤をやりたい気持ちがあること
- 夜勤中、子供を自宅で見てもらえる環境が整っていること
- 夜勤が疲れすぎない労働環境であること
- 看護師として勉強できる時間を確保できること
子育て中でも夜勤を続けるために、これらの条件を満たす病院探しをしてみませんか?ママとしても看護師としても充実した日々を過ごすため、理解ある職場との出会いを応援します。