看護学生の実習指導者が心がけるべきこと5選

看護学生の実習指導者が心がけるべきこと5選

看護学生の実習指導者の皆さん、毎日お疲れ様です。専属で実習指導担当をしている看護師もいれば、現場の仕事と並行している看護師もいるでしょう。

看護学生の実習指導は、人を育てるやりがいとストレスの両方を感じます。特に、現場の看護業務と並行して行っている場合は大変ですね。

臨地実習を担当する実習指導者が心がけるべきことを解説していきます。看護学生に関わる方に読んでいただきたい記事です。

実習指導者は自分が看護学生の時はこうだった、という先入観を捨てる

実習に来る看護学生にびっくりさせられることは日常茶飯事です。看護学生には専門学校、大学で、実習に向かう心構えを指導されているはずですが、身だしなみに驚かされることがあります。

ばっちり付けまつげに、オカメインコのようなチークメイク。ピアスこそ外していても爪はピカピカです。「付けまつげは外してくるように」と注意しても、「これは接着してあるので外れないんです」とのことです。

患者さんに不安や不快感を与える身だしなみは、絶対に禁止すべきです。しかし、実習指導者がカンカン怒るほど悪い事なのでしょうか?怒りの根底には「自分が看護学生の時は、こんなことはあり得なかった」という先入観があると思います。

必要以上にイライラしないためにも、実習指導者は「自分が看護学生の時はこうだった」という先入観を捨ててみることも大事です。

実習指導者は前に来た看護学生はもっと真面目だった、と比較しないこと

いくつかのチームに分かれて、臨地自習を受ける看護学生。看護学生のチームごとに個性がありますね。明るい雰囲気のチーム、全員が淡々としているチーム、学生同士があまり干渉しあっていないチーム等、実習指導者は対応を変えて、接していると思います。

実習記録の記載が雑、根拠を調べてきていない、時間にルーズなど、実習指導者から見て「真面目とは思えない看護学生」に遭遇した時、前に来た看護学生のチームはもっと素直で真面目だったのに、と比較していませんか?

看護学生にしてみれば、自分は自分、人と比べないで欲しい、マイペースで頑張っている、と思うことでしょう。看護学生の学びに対する姿勢は個性があります、看護学生同士を比べてしまうと実習指導者、看護学生どちらにとってもストレスになります。

実習指導者は学生にとって頼れる存在になるべし

看護学生にとって、実習指導者はどんな存在でしょうか?大多数は「怖い」でしょう。

看護学生が日々の目標を発表する時、患者さんのケア計画を報告する時の、実習指導者から飛ばされる「なぜ?根拠は?」という突っ込みの怖さは今も昔も同じです。

看護学生の有意義な臨地実習のために、現場でスタッフや患者さんとの調整を行い、トラブルが無い様に配慮することが実習指導者の役目です。そして、看護学生が受け持ち患者さんとの関りでつまずいている事、悩んでいる事を受け止めて、解決できるように導いていくことも実習指導者の役目です。

実習指導者は、看護学生にとって「怖い」だけでなく「頼れる」存在でありたいものです。頼もしく、看護師として輝いている実習指導者の存在は、看護師になりたい!という学生の思いを後押しします。

実習指導者は教員とうまくコミュニケーションをとるべし

実習指導者が頭を悩ますことの一つに、専門学校、大学の教員とのかかわり方です。

看護学生が実習でつまずくことがあれば、教員から実習指導者に「指導がキツすぎるのではないか、実習が円滑に進むように調整して」と連絡という名のクレームが来ることがあります。

こんな時、実習指導者としては、看護学生に学んでもらいたい思いでアドバイスしたことが、クレームに繋がり、大変ストレスを感じます。教員の方が、実習指導者よりも経験豊富な看護師で、年上の場合はこちらが起こられているような感覚に陥ります。

しかし、臨床現場で実習をサポートするのは実習指導者の役割ですから、堂々としていて欲しいと思います。

実習指導者は、普段から教員と良いコミュニケーションをとり、ともに学生の臨地実習をサポートしていけるよう頑張りましょう。

実習指導者は頑張り過ぎないことを意識して

実習指導者の役割を割り当てられているAさん(看護師6年目)の意見を聞いてみましょう。

「実習指導は専属じゃないから、看護学生の臨地実習開始前は、普通の看護業務や夜勤をしながら、受け入れ準備をしています。受け入れ準備用の特別な時間は与えられていないので、自宅へ持ち帰って作業をしています。

実際に実習期間が始まると、看護学生が来ない土日祝日以外、夜勤が出来なくなります。夜勤の回数が減って、夜勤手当が無くなり給料が減ってしまうのがつらいです。

同じ病棟の看護師に、看護学生が来ている間は、働かなくても良いから楽そうで良いね、なんて言われてキレそうになりますよ」

実習指導者は、看護業務との両立、看護学生の記録をチェックなどで大変忙しい上に、夜勤回数が減って給料が下がり、同僚からも理解されないという状態になる可能性があるということです。

実習指導者は完璧を目指し過ぎず、負担に感じることは上司に相談しながら「頑張り過ぎない」ことを意識して欲しいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

実習指導者は、看護学生が「看護師になりたい」という思いを成し遂げるために必要な存在です。臨地実習を担当する実習指導者が心がけるべきこと、ぜひ参考にして下さい。

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