看護学生の実習指導者がストレスに感じること5選
- 2017/2/27
- 人間関係
看護学生の実習指導者がストレスに感じること5選
大学病院や大規模病院であれば、看護学生の実習指導は専任者が担当する事が多いのですが、中規模の病院では各部署に実習指導担当看護師が任命され、看護学生の指導を担当されています。
現場の看護業務と並行して、看護学生の実習指導者を担当する事は大変です、実習指導者の苦労あるあるを記事にしてみました。
看護学生の実習指導者がストレスに感じること5選、ご紹介していきます。
ストレスその1 指導が厳しすぎると看護学校の教員からクレーム
看護学生が実習に来た時には、学生に日々の目標や、受け持ち患者にどのように関わりたいかを確認するのが実習指導者の役割です。看護学生の中には、目標を考えてこなかったり、目標設定が出来ない学生もいます。
目標設定が出来ていない学生には、考えるように指導します。目標がないまま実習を行うことは出来ません。目標をしっかり考えてからでないと患者さんのケアは担当させない、という指導をせざる負えない時もあります。
実習指導者は看護学校の教員から「指導が厳しすぎる」「学生のやる気を損ねないで」とクレームを受けることがあります。実習目標を考えてこない学生、自分の指導にクレームがつけられた時、実習指導者をやめたくなってしまいます。
ストレスその2 学生の実習記録添削が負担に感じる時もある
看護学生は一人ではありません。学生の実習記録の添削はかなり時間がかかります。実習指導者にとって、看護学生の実習記録の添削はかなりの負担です。看護学生が実習記録を仕上げるのに労力を要するのと同じように、実習指導者も大変なのです。
看護業務と看護学生の実習指導者を兼務している場合は、時間的にもタイトです。実習指導者も、学生と同じように睡眠時間を削って頑張っています。
ストレスその3 看護学生の受け持ち患者設定が大変
看護学生が受け持ち患者を担当する場合、もちろん患者さん了承が必要です。実習の対象になりそうな患者さんに、学生が受け持ちをする目的や期間を患者さんに伝え、了承を得ることも実習指導者の役割です。時には看護学生の受け持ちを断れてしまうこともあります。
看護学生の実習に理解を示し協力してくれる患者さんばかりではありませんから、上手に説得する必要があります。実習目的に合う患者さんをマッチングし協力を得ることは、かなりの労力です。
ストレスその4 実習スケジュールとスタッフ看護師の業務調整が大変
看護学生が実習するのに、なぜ病棟看護師からクレームが来るのか?疑問に思われる方も多いでしょう。学生が実習するにあたっては、患者さんのケアに関する計画や、検査の見学など看護学生の目標に合わせて調整する必要はあります。看護業務を行うスタッフとの調整不足が発生すると、看護業務に支障が発生します。
実習指導者は、学生の実習スケジュールと、スタッフ看護師の業務を調整する立場です。調整がスムーズに行かないと、病棟看護師からクレームを受けることになります。
ストレスその5 やる気が感じられない学生にイライラする時もある
看護学生の中には、看護師の資格が欲しいからというだけの理由で「患者さんの役に立ちたい」という熱意が感じられない学生もいます。実習指導者、が熱意を込めて指導しても、反応が弱く、実習記録の内容も薄い場合、実習指導者としても凹んでしまうことがあります。
髪を染めたまま、ピアスをしたまま、など身だしながきちんとしていない学生の指導もかなりのストレスです。しかし、看護師として働き始めてから責任感と自覚が芽生えることもありますから、とにかく学生が看護師として旅立っていけるようにサポートする必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
看護学生の実習は大変!ストレスが多い!と言われますしその通りだと思います。実習指導者も同じくらい大変です。看護学生が挫折せずに、看護師として旅立っていけるようにサポートすることが大変な労力です。
実習指導者の看護師の皆さんは、新たな看護師を育てる貴重な存在です。