看護師の面接で気をつける5つのこと
自分のライフスタイルに合わせて働く場所を選べるのは看護師の魅力です。慢性的な人材不足で「売り手市場」と言われている看護師の転職事情ですが、給料が高く待遇の良い病院はとても人気があり激戦です。
面接で好印象を持たれ採用を勝ち取るために、特に気をつけるべき点を5つご紹介します。
<おすすめ記事セレクション>1.身だしなみは清潔感を意識する
面接で重要なのは第一印象です。第一印象は会って6秒で決まると言われています。医療従事者としてふさわしい清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
具体的には、
髪型・・・明るい茶髪は避けましょう。自然色かやや暗めのカラーリングが落ち着いた印象を与えます。前髪は目にかからないようし、長い髪や横髪はまとめておくと好印象です。
化粧・・・濃い色は避け、淡い色合いのナチュラルメイクが好ましいです。
ネイル・・・爪は短く切りそろえましょう。医療界では爪をチェックする面接官は多いです。マニキュアはしないか、クリアや淡いピンク程度の色にしましょう。
服装・・・スーツがベストです。なければジャケットにスカートなど、ややかっちりしたものを選びましょう。看護師の面接では、服装はそれほど重要視されないようですが、だからこそ服装の選択があなたの人間性を表します。カジュアルすぎる服装は、仕事でも細かいことに気を配れない人だという印象を与えてしまいますので注意です。
靴・・・意外に見られているのが靴です。つま先の露出していないパンプスがベストですが、汚れがないようメンテナンスをしておきましょう。
2.時間の余裕は心の余裕! 事前準備を確実に
事前に病院までの交通手段や道順、所要時間を調べておきましょう。早めに出発をし、会場近くで時間調整するくらいの余裕を持てるとよいです。
例えば「面接は10時から」と指定された場合、10時が面接開始時間になります。早すぎても遅すぎてもいけません。20分前までに病院へ到着、5分前に受付するようにしましょう。
また、当日に着る服や靴、小物などの準備は数日前までにしておきましょう。当日は緊張や思わぬトラブルでバタバタするものです。
3.気を抜かないで。面接は受付から始まる
病院に入ったらまず受付をします。受付の人のあなたへの印象が採用担当者に伝わる可能性もあります。面接は受付から始まると思って気を引き締め、言葉遣いにも注意しましょう。
また、移動中にすれ違う職員や患者様の視線も意識して、挨拶や笑顔を心がけましょう。
4.第一印象が決め手。基本マナーと態度を身につけよう
人の第一印象を決める上で、話の内容よりも、その人の表情、身だしなみ、声のトーンや大きさの方が重要と言われています。基本的なマナーと態度を身に着け、落ち着いて面接に臨みましょう。
面接の基本マナー
・入室するとき、ドアノックは3回。
・椅子は左側から出入りする。
・勝手に椅子に座らない。勧められてから座る。
・一動作につき、「失礼します」と言って一礼する。
・面接終了時は「ありがとうございます」とお礼を言ってから立ち上がる。
目線・・・目線は相手の目を見るか、または眉間をみましょう。面接官が質問をしている時は、軽く頷き相槌を打つように聞くと印象がよいです。真摯な姿勢を印象づけましょう。
口調、トーン・・・緊張すると早口になりがちです。質問にすぐに答えようとせず、まず一息おいて丁寧に話しましょう。声が小さかったり語尾が聞き取りづらかったりすると、面接官に「自信がない」と評価されることもあります。ハキハキと明るく、語尾までしっかり発音しましょう。
表情・・・緊張すると無表情になりやすいので、常に口角を上にあげるよう意識しましょう。自然と目じりが下がり優しい印象を作れます。
5.面接は1回答1分。端的・具体的・肯定的がキーワード
回答は、結論から述べ端的にまとめましょう。一つの質問に長々と話すと、ダラダラした印象を与えてしまいます。目安は1分程度です。
志望動機を聞かれることが多いので、事前にホームページなどで病院の特徴や理念、教育体制を調べておきましょう。また魅力に感じた点や看護観を話すときには、具体的なエピソードを添えると伝わりやすくなります。
気をつけなければならないのは「転職理由」です。くれぐれも前職の悪口は言わないようにしましょう。必ずしも本当の退職理由を話す必要はありません。
当然ですが、病院はできるだけ長く勤めてくれる人を求めています。看護師としてキャリアアップを図りたい」「これまでの看護経験を活かしたい」など、肯定的な言い方を心がけましょう。
もし分からない質問があったときは、黙り込まず、素直に「申し訳ございません。私の勉強不足で答えかねます」と答えるとよいです。分からないまま適当な回答をするより好印象です。
いかがでしょうか?
無事面接を通過出来るよう参考にしてみてください。