看護師の転職に必要なたった2つのこと
これから転職をしようと考えている人、今まさに転職活動中の人。必要なことは、情報収集力と自己分析力ではないでしょうか。
転職に必要な、情報収集力
転職を考えた時、看護師の友人・同僚などに、働いている病院やクリニックなどの情報をまず聞くと思います。働きやすさや、お給料、残業の多さ、子どもが熱を出した時や子どもの学校行司で休みを取りやすいか。
友人が働いている病院は「忙しくて体がキツいよ」など言われ、すすめられなくても、「○○病院がいいらしいよ」「○○クリニックが看護師増員するみたい」など転職に必要な情報は転職を考えていると伝えると、次々入ってきますよね。
選ばなければ、就職先に困ることは無い看護職です。それでも、年齢が上がったり、一つの病院で十分なキャリアを積まないで転職を繰り返すと、希望する就職先の選択は狭まってきます。
自己都合退職でも、夫の転勤などの理由でなく、何度も転職を繰り返していると、どうしても印象は悪くなります。それに加えて年齢も上がれば上がるほど、敬遠されてしまいます。
友人からの口コミなどで、就職先が絞りこまれたら、やみくもに面接を受けてみるのではなく、看護職の人数、診療科、勤務時間や給与などの条件を調べることがおすすめです。数ヶ所希望の病院があるなら、ノートを作り、比較しやすいよう条件等を一覧にすることも良いと思います。
自己分析力
情報を自分なりに集めても、自分で自分のことを理解していないと、せっかく得られた情報を活かしきることができません。自分のことだからと決めつけず、一度自分についてノートなどに書き出して、改めて自分についてとらえ直す作業がおすすめです。
①自分の好きなこと、大切にしていること
②自分の得意なこと、今までほめられたこと
③自分はこれからどういう自分になりたいと考えているか
親など、周囲からの期待に応えようと、周りの人の意見や価値観を大切にしてしまうことがあります。物事を決める時に、他人の評価を気にしてしまうのです。
そのような人は、改めて自己分析することで、自分は何が好きで、得意で、自分はどうしたいのか。「自分」を主語に考えることが実はできていないことに気付くでしょう。
書き出してみることで、看護師として専門性を高めていきたいのか、家族との時間が最優先なのか、趣味の時間を充実させたいのか、効率よくとにかく良い収入を得たいのか、働く目的が明確になると思います。
ついつい、周りが望んでいるであろうことをしてしまう生き方が無意識に身に付いてしまっていることがあります。そうではなくて、自分は何を本当は望んでいるのか。
そこに気付いていないと、選択肢がありすぎる看護師の仕事だからこそ、就職先選びに失敗してしまうのです。
仕事選びは、大袈裟ではなく、自分の人生を考えるということ。
確かだと思える情報を自分なりに集め、「自分」を主語にし、自分が今後どうなりたいのかなど一度改めて自分自身を、見つめ直す。この作業をすることで、転職先のミスマッチを防ぐことができるでしょう。