看護師の永遠の悩み「手荒れ」問題と解決策は
看護師の悩みは、手荒れ問題です。
手洗いは当然の行為ですが、一日何回手を洗っているか数えたことはありますか?
私も、数えたことはありませんが、感染対策のある研究では一般病棟勤務の看護師は一日平均25回位手を洗っている、というデータを見たことはあります。
手荒れしにくい速乾性手指消毒剤や薬用せっけんも出ていますが、ちょっと手に傷がある状態で使用すると「痛っ」となるくらい刺激が強いですね。
感染対策の意識が高い看護師ほど手は荒れまくっています。
今回は、看護師の手荒れ問題について考えてみたいと思います。
看護師の手荒れで困ることとは
主に4つあります。1つずつ説明していきますね。
手荒れによる皮膚のバリア機能低下で感染しやすくなる
一度手が荒れだすと、なかなか改善しにくいものです。ケアにはディスポ手袋を使用しますが、不測の事態が発生し、体液や感染性物質、薬液に触れてしまう危険があります。健康な皮膚のバリア機能が失われた状態では感染しやすくなります。
患者さんのケアをするときに気が引ける
荒れた手を患者さんに見せるのはとても気が引けます。自信を持って看護できなくなってしまいます。
荒れた手を見るととても憂鬱になる
プライベートでおしゃれをしても、荒れた手ではおしゃれに影を落とします。素敵なネイルも似合わないですよね。
かゆみや痛みを感じる
アルコール綿花や薬剤に触れるたびに激痛。特に利き手側の親指辺りの荒れはなかなか治りません。かゆみや痛みがあると仕事に集中できません。
ハンドクリームは携帯必須 保湿!保湿!
看護師にとってハンドクリームは必需品。
塗ってもすぐ手を洗って取れてしまうから、とサボらずに少しの時間でも保湿!です。香りの強すぎないべたつかないタイプのハンドクリームを手放さないようにしましょう。
最近は、ハーブ系や自然素材のとても香りが良く、使い心地のいいハンドクリームがたくさん出ています。
仕事モードのハンドクリームと、オフのハンドクリームを使い分けてみるのも素敵ですよ。
看護師の同僚、先輩、後輩へのプレゼントは、香りのよいちょっと特別感のあるハンドクリームはとても喜ばれます。
勤務の間隔を開けることも重要
手荒れ予防は、なるべくディスポ手袋を使用する、ハンドクリームでの保湿を欠かさない、意外の方法はあるでしょうか?手洗いをしない訳にはいきませんからね。
私がもっとも効果的と実感するのは「勤務の間隔を開けること」です。たまの3連休などで、最後の日に「あれ?手荒れすごく良くなってる」と感じることはありませんか?温泉旅行に行ったときは特に実感します。
手も体の一部です。いつも酷使している手をちょっと休ませてあげることは、手荒れにとても効果的です。
勤務のシフト的に難しいかもしれませんが、意識することは大切だと思います。
まとめ
看護師の手荒れは、手を酷使することによって起ります。手は体の一部です、身体全体を酷使していると言って過言ではありません。
仕事をするのが憂鬱、または仕事を辞めたいと感じるほどの手荒れは、身体からの疲れのサインかもしれません。
そんな時、勤務の間隔を開けやすい職場、医療ケアの少ない職場への転職を考えてみることも必要です。看護師としてのキャリアを生かしながら、ゆとりのある職場を探してみてはいかがでしょうか。
転職サイトに登録し、あなたの希望に合った魅力ある病院・施設を紹介してもらうことは転職成功への近道です。