夜勤中の仮眠取れていますか?看護師仮眠の重要性とは

看護師の勤務を語るうえで、「夜勤する、しない」、「2交代か3交代か」というテーマは常に付きまといます。

そんな看護師の夜勤は、人間の体内時計であるサーカディアンリズムに逆らって、夜間活動し日中寝るという生活リズムを強いられる辛いものです。

夜勤中の仮眠、しっかりとれていますか?

寝ない方が、仕事がはかどる、寝るとしんどくなる、寝なくても大丈夫と仮眠をおろそかにしていませんか?明けがた眠気に襲われて「ハッ!」としたことはありませんか?

今回は、夜勤中仮眠の重要性について解説してみたいと思います。

仮眠しない理由 ペア看護師への遠慮

2交代勤務での仮眠は、ペア看護師との交代になります。

緊急入院や、処置、不穏患者さんの出現などによって多忙となり、自分の受け持ちゾーンが大変な状況に陥ったときに「時間だから仮眠してくるね」と依頼しにくい状況が発生し、遠慮してしまう看護師さんも多いようです。
特に先輩とのペアの場合、その傾向が強いようです。

仮眠しない理由 仮眠したらしんどいという思い込み

仮眠をしたらしんどくなるという思い込みを持っている看護師さんは多いです。特に、交代仮眠の前半の時間帯はなかなか寝られないものです。

また、途中で起こされたら嫌だなという心理も働き、忙しい時ほど寝ずに突っ走ろうと思いがちです。

2交代であれば、連続16時間という夜間の長時間勤務を全く仮眠なしで乗り切ろうとすると、自覚しない集中力低下をきたします。

仮眠しない理由 スマホばかり操作して寝られない

せっかく仮眠に入ったのに、スマホでメールチェック、スマホゲーム、ネットサーフィン・・・

結局全く眠れなかったということは誰しも経験していると思います。

スマホにはブルーライトをいう網膜から入って脳を刺激する光が出ています。寝られないからといって、つい手にしたスマホでますます寝られない悪循環が発生します。

驚くべき仮眠の効果

研究では、夜間は体温が低下し、深夜3時頃から明け方は作業効率も著しく低下することが分かっています。軽い飲酒状態と同等の作業効率低下状態となるそうです。

この時間帯に仮眠を取ることで、疲労感がかなり軽減し集中力を保つことに効果があると言われています。60分~120分の仮眠で効果が出るそうです。

看護師が最も多忙な時間帯、5時台から朝の申し送りまでを元気に、事故なく乗り切るためには仮眠が欠かせないのです。

なぜ夜勤があるの?仮眠は自分のためか

夜勤は、看護師が夜勤手当を取得するためにするのでしょうか?

代休を発生させるためにあるのでしょうか?

夜勤明けの時間を有効活用するためでしょうか?

夜勤は患者さん、利用者さんを24時間看護するために存在します。安全を守るため、治療を継続するために存在します。

つい、仕事の本質を忘れてしまいがちです。患者さんは出来るだけ疲れていない看護師に看護してもらいたいと考えているはずです、仮眠は自分のためだけと思わずに、「患者さんのためにも、取るべき時は取る!」姿勢で夜勤を乗り切りたいですね。

ペア看護師とも上手く連携し、業務量に応じて柔軟に対応できるようにしたいですね。

まとめ

いかがでしたか?

長く看護師ライフを充実させるためにも、しっかり仮眠をとって元気に夜勤を乗り切って欲しいと思います。

勤務されている病院の勤務体制や、仮眠に対する考え方はそれぞれだと思います。

夜勤中の仮眠は仕事のうちと認識せず、仮眠をおろそかにする風潮がある病院、詰所では疲弊してしまいます。自分だけが頑張っていくことはなかなか難しいのではないでしょうか。

そんな時は、転職サイトに登録しあなたのライフスタイルや希望に合った病院や施設を探してみてはいかがでしょうか。各病院のホームページや募集要項からは読み取れない内情を、転職のプロであるアドバイザーから情報収集してみてはいかがでしょうか。


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