部分荷重歩行訓練とは?その方法と注意点を解説

部分荷重歩行訓練とは?その方法と注意点を解説

そもそも部分荷重って、骨折、靭帯損傷、変形性股関節・膝関節症などの疾患や手術後の患肢安静のため、患肢に体重をかけて歩行できない時期があるので。段階にそって訓練する歩行訓練の1つです。

歩行訓練には免荷(non weight bearing;NWB)、 部分荷重(partial weight bearing;PWB)と段階的に進んでいき、経過を見ながら、全荷重(full weight bearing;FWB)で歩行できるように進めなければなりません。

その中でも今回は部分荷重についてご紹介します。

部分荷重歩行訓練方法とは?

まず、部分荷重の歩行訓練を開始する前に、インフォームド.コンセントも含めた上で疾患の種類、受傷経過を患者さんと充分理解し、なぜ部分荷重の必要性なのか?どのような訓練をし、どのような内容なのかなどを説明し理解してもらいましょう。

歩行訓練をするに当たり、患肢を体重計にのせ計測し測ります。計測した患肢から荷重がどの程度負担していいか、体重と含め決められた重量で歩行訓練の目安を決め、段階を踏みながら歩行訓練を行いましょう。

例えば 1/3荷重、1/2 荷重、2/3 荷重と重量を掛けて行き進みます。体重が 60kg の場合、1/3 荷重は 20kg、1/2 荷重は 30kg、2/3 荷重は 40kg の荷重を徐々にかけて歩行訓練を行います。

訓練中に注意しなければいけないのは、やはり患者さんが無理しないように患肢側に立ち転倒しないかどうか安全を確認しながら注意し、無理していないかどうか、歩行訓練中も患者さんが歩きやすいようにリズムをとりながらの誘導や声かけも重要になってきます。

又、患者さんとのコミュニケーションを図り、人間関係を築き気軽に声かけする事により患者さんの歩行に対する不安感や、恐怖感を和らげ和やかなムードで訓練する事を心がけましょう。

観察のポイントと確認と注意点!

やはり、負傷中の痛みは耐え難い物があります。歩行訓練中の患肢状態の把握を良く知り、疼痛の程度がどのような状態なのか?腫れは無いか?可動面積はどれくらいあるのかなど患部の状態がどのような状態かを医師とも相談しながら進めて行く事が重要になってきます。

その際、段階を踏みながら訓練重量を上げて行く時も医師との相談が必要ですし、松葉杖を両松葉から片松葉に変える時は患者さんの恐怖心や不安感を煽らないように患者さんと相談しながらメンタル面でもサポートしていく事が重要になってきます。

又、歩行訓練を行う場所は有り障害物の少ない水平な場所を選び、床など濡れやゆがみが無いかどうかの確認もした上で選びましょう。

まとめ

部分荷重歩行訓練は段階を踏んだ歩行訓練の一部です。患者さんと看護師と医師が一体となりながら進め結果が見えてくるものです。

早く患者さんの松葉杖が要らない両足歩行出来る為には患者さんの個性を良く理解し、コミュニケーションを図り信頼関係を築く事で早く歩行する事が出来ます!患者さんの一日でも早く歩行できるよう回復をし、笑顔を見たいものですね。


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