面接でわかるブラック病院の見分け方!経験者が教える面接エピソード
看護師が、病院見学や面接に出向くとき、もちろん「この病院に就職したい」という前向きな思いからです。
見学、面接の段階ではもちろんまだ就職したわけではありません。その時点で、冷静に「この病院でいいのか?大丈夫か」を見極めてほしいと思います。
見学、面接は病院側があなたを評価する機会であると同時に、看護師であるあなたが自分が働くにふさわしい病院かを評価する、いわば「お見合い」です。
転職経験看護師の経験談をまとめてみました!
<おすすめ記事セレクション>看護部長の履歴書の雑な取り扱いにあ然!就職を取りやめたAさん
看護師10年目、ベテランのAさん。
出産を機にいったん退職しましたが、両親の協力もありまた働きたいと考え、自宅からほど近い総合病院に面接を申し込みました。病院のホームページも感じがよく、面接の日時調整もスムーズに進んだそうです。
人事担当者と看護部長の面接が始まりました。
自分の名前を名乗って、面接が始まったものの、あれ?なんだか話がかみ合わない?
看護部長:「あれ?○○さんよね」
Aさん :「いえ□□ですが・・・」
看護部長:「見ている履歴書間違ってたわ、ごめんねー、えーっと□□さんのは・・・」
整理できていないぐちゃぐちゃのファイルから取り出されたのは、四つ折りにされしわしわになった自分の履歴書!Aさんは、そこで一気にその病院への就職の意欲を無くし、就職することはありませんでした。
履歴書は「人」そのものです。ただの書類ではありません。プライバシーと思いが詰まった大切なものです。履歴書の扱いが雑な病院が人を大切にできるはずがないと感じたそうです。
いつまでたっても始まらない面接、時間にルーズすぎる!Bさんの体験
手術室で4年勤務し、さらに症例数が多く心臓手術も手掛けている病院に就職したいと、とある総合病院の面接に応募したBさん。
面接開始予定時刻は13時、12時45分には病院に到着し、案内された部屋で待っていたそうです。しかし、一向に人が来る気配がなく・・・・。
30分経過、1時間経過しもう帰ろうかと思い始めたときに、やっと人事担当者と看護部長が現れたそうです。
人事担当:「ごめんなさいねーお待たせして。看護部長から14時って聞いてたもんで」
看護部長:「えーっ、そのあと13時って言いましたよ、あなたから連絡ないからまだ来てないと思ってたわ」
人事担当:「聞いてないですよ、ほんとにいい加減ですよね」
1時間も待った挙句、小競り合いまでされてすっかりやる気をなくしたBさん。時間にルーズで責任転嫁しあう、責任者を目の前にしてこの病院で頑張りたいと思う看護師がいるのでしょうか。
応募条件と全く違う条件を提示してくる!パート勤務希望のCさん
子育て中の看護師Cさん、子供が小学校に上がるまでは時短勤務を希望しています。前職では病棟主任も務めた有能な看護師です。面接で、応募した条件と全く別の事を言われてびっくりしたという経験を話してくれました。
人事担当:「すごくキャリアがあるから、時短でパートなんてもったいないですね」
看護部長:「子供さん預かってもらえるんなら、常勤で働いてほしいわ」
人事担当:「家も近いし無理じゃないと思いますよ」
看護部長:「いったん常勤で入って無理ならパートにしてもいいから」
最初の「時短のパート」という条件はどこへやら、あまりに激しい常勤押しにびっくりし何も言えなくなってしまったそうです。
この調子だと、最初の条件で入職しても「常勤になれ」と常に脅されると恐れをなして就職はしなかったそうです。
家庭の事情や、時短でパートという働き方を選んだ理由をしっかり確認してから話を進めてもらえないようでは信頼できないと考えたそうです。
まとめ
いかがでしょうか?看護師3人の面接エピソードをご紹介しました。共通していることは「看護師である自分をを尊重してくれそうにない」と感じさせられたことでしょう。
病院見学、面接で疑問に思う場面や不快に思う場面があったとしたら、就職に突き進むのではなく立ち止まってよく考えていただきたいと思います。
見学、面接は看護師であるあなたが、自分が働くにふさわしい病院かを評価する「お見合い」ですから、その時点で就職しないと判断することは間違いではありませんよ!