看護師ならうなずける!現場での看護あるある5選 注射編
看護師の仕事で欠かせない注射や採血。心の中でへこんだりガッツポーズをしたりしながら、看護師は日々がんばっています。
看護師ならついついわかる~とうなずいてしまう、看護師以外の人にはびっくりかもしれない、看護師あるあるをご紹介します!
電車やバスで人の血管をついつい見てしまう
電車やバスのつり革につかまっている人の腕を見て、何気に血管を探してしまいます。若い男の人でむきむきの血管を見て針を刺したくてうずうずしてしまう自分にちょっとひいたりします。あー、あの血管に16Gを刺したい・・・。
※Gとは・・・G(ゲージ)。注射針のサイズ(太さ)に用いられる単位。数字が小さいほど針が太い。採血で使用する針は主に20~22G、献血では17G、手術前の血管確保では16~20Gを使用します。
夫(彼氏)の血管を無意識に触る
気がつくと夫の血管を触っている自分がいます。夫や彼氏はスキンシップを取っていると思っているようですが、指の腹で腕を触ってしまいます。
なぜなら、血管のテンションを確かめているから。パンと張った血管の気持ちよさったら、それはもうやみつきです。入院中のおじいさん患者さんが、この血管だったらいいのに。
採血の成功率が100%だったとき、テンションがあがる
朝の採血。10人中10人、すべて一発で成功したときの達成感がハンパない。誰にも言わないけど、本当は誰かに自慢したくてしかたがない。
密かに自分で自分を褒めてしまいます。そのテンションで夜勤を最後まで乗り切れる元気が出てきます。逆に絶対いけると思った血管を失敗したときの落ち込み度はものすごいです。
「わたし、いつも失敗されるの」という患者さんからのプレッシャー
採血や点滴で針を刺す前に言われるおばさま患者さんに多い妙なプレッシャー。人によっては「このあいだの採血ではこことここで採られてね、3回も失敗されたのよ。」と事細かに教えてくれる。
どんどん追い込まれていく私。そして、追い打ちをかけるように「でも、この前の看護師さんはとっても上手だったわ。1回で採ってくれたし、全然痛くなかったの。」最後のエピソードで完全にノックアウト。
誰か代わってと切実に思います。
「難しい血管ですね」むしろこっちから予防線をはってしまえ
そんなときは、むしろこっちから予防線をはってしまいます。「難しい血管ですね。」「もれやすそうな血管ですね。」しまいには「血管ないですねぇ・・・。」私だって失敗したくないんです、精一杯がんばってるんです、でもダメなものはダメなんです。ごめんなさい。
注射がうまい看護師はいる
注射の上手、下手はやっぱり存在します。誰がやってもうまくいかないときは、師長さんにお願いしたりします。師長さんは経験年数が違いますからね、昔取った杵柄?やっぱり上手です。
そしてたまにする注射業務なので、師長さんも腕がなるようです。上手くいったときは「やっぱり、師長さん違いますね~、すごいですね~」と、しっかりフォローすることを忘れてはいけません。
最後に
痛いし怖いしできることならやりたくない注射や点滴。看護師は患者さんが痛くないように、1回で成功するように誠心誠意がんばっています。
針を刺す前のただならぬオーラの看護師を見たら、ぜひ温かい目で見守ってほしいものです。