妊娠時のウメテリン点滴の胎児への影響は?
ウメテリン点滴は、産まれた後の胎児が、元気に生きていけるためにする薬ですが、副作用がまったくないわけではありません。
大切な赤ちゃんを妊娠しているお母さんにとって、ウメテリン点滴が、胎児にどのような影響があるのか気になるところでしょう。
詳しくは病院の医師や看護師に聞くことが一番ですが、参考としてこれからお伝えしていきます。
妊娠時のウメテリン点滴の必要性
通常ですと、妊娠37週0日から妊娠41週6日までを正常な出産の時期としています。
しかし妊娠37週よりも以前にお腹が張りはじめ、予定日よりも早く赤ちゃんが産まれてしまうと、外の世界で元気に育つための準備がまだ整っていません。これを切迫早産と言います。
また、残念ながら切迫流産をしてしまう危険性もあるので、それらを回避するために使われる薬がウメテリン点滴です。
胎児への影響はほとんどないと言われていましたが、欧米では妊婦への使用を中止するなどの措置をとっている国もあります。
ただウメテリン点滴がこれらの症状に一番有益なため、日本では良く使われる薬です。どんな薬でも、体にまったく影響のないものはほとんどありません。
それなりの効能がある薬には、何らかの副作用に似た症状を伴うことが考えられます。
では具体的に、胎児への影響をご覧いただきましょう。他に代用薬があったり、ウメテリン点滴の量やスピードを調節することで、副作用を抑えることは可能ですが、個人差があるのです。
ウメテリン点滴の胎児への影響
ではウメテリン点滴は、具体的に胎児へはどのような影響があるのでしょうか。
ウメテリン点滴は、妊婦の心臓や血管系に影響を及ぼすことがあるように、胎児の心臓や血管系にも影響を及ぼすことがあります。
あまり頻繁に起こることではありませんが、胎児に心不全を起こす可能性もあります。
とは言え現在の日本では、ほとんどの妊婦の方がウメテリン点滴や錠剤を服用していたということがあり、その後無事出産を迎えて、順調に成長しているお子様も多いようです。
ウメテリン点滴の副作用として、妊婦が動悸などを訴えることがありますので、胎児の心臓への影響も気になりますが、かなり稀なケースと考えられます。
あまり過剰に敏感になりすぎると、それこそ胎児へ悪影響を及ぼす恐れがありますので、心配なようでしたら、医師に説明してもらうようにしましょう。
服用される薬や治療について、医師は説明責任がありますし、患者には質問する権利があるのです。疑問に思うことがあれば、本来何でも聞いて良いのです。
※あくまで参考です。詳しくは病院でお聞きください。
まとめ
妊娠中は、どんなことでも気になって仕方ないことと思います。
一番は胎児への影響であり、無事に産まれてくるのか、元気に育つことができるのかが心配ですよね。
ウメテリン点滴は、日本ではかなりメジャーな薬で、ほとんどの妊婦さんが処方されているようですが、薬ですので、副作用がゼロではありません。
とは言え、副作用の少ない薬だから妊婦に処方されるわけです。
体質によっても色々と状況は違ってきますので、疑問に思ったり、副作用を感じた時には、何でも聞いてみるようにしましょう。