看護師の面接で短所をうまく表現する方法
看護師の転職活動。面接で一番ありがちで一番困る質問ってなんでしょうか?志望動機?得意分野?
それは、「あなたの長所と短所を教えてください。」
ではないでしょうか?
長所はあっても、短所は無いです私、という人はいないと思いますが、面接の場面で短所をストレートに伝えることはできませんね。
例えば「気が短いところだと思います。」「前の職場では仕事がトロいと言われていました」とは言えません。
ではどうすれば上手く短所を表現できるのでしょうか。
今回は、「面接で短所をうまく表現する方法」について解説していきましょう。
<おすすめ記事セレクション>まずは短所を認めること リストアップしてみよう
誰でも、自分で短所をあげつらう事や、過去に人から指摘された嫌なことを思い出すのは、キツいです。
しかし、まずは認めることからスタートです。
リストアップして「自分の短所と思われること」を挙げてみましょう。
どんなことでも良いのです。
例えば看護師の仕事上よくあるケースで、
「要領が悪くて、いつも何かと時間がかかってしまう」
「ディスカッションしていたらすぐにカッと熱くなってしまう短気な性格」
「これもやったか。あれもやったか何度も確認してしまったりする心配性」等です。
ちょっと考えてみて下さい。では次に進みます。
短所を長所に変換してみよう
長所と短所は裏返しなんです。
短所をリストアップできたということは、「自分の短所を認めた」という素直さの表れで、素晴らしい事です。
ここからは、短所を長所にもとれる表現に変換していきます。
「要領が悪くて、いつも何かと時間がかかってしまう」は「何事にも慎重に行動し、人に左右されることなくマイペースで仕事をこなせる」と言い換えられますね。
「ディスカッションしていたらすぐにカッと熱くなってしまう短気な性格」は、「情熱的で勉強熱心な性格で、人と議論を交わすことが好き」と言い換えられますね。
「これもやったか。あれもやったか何度も確認してしまったりする心配性」は、「常に確認作業を怠らず、ミスを起こさないように丁寧な仕事ができる」と言い換えられます。
看護師の面接では、短所を認めつつ長所に変換して伝える技術が必要なのです。
看護師としての経験不足・知識不足はどう表現する?
短所を長所に変換する方法は、性格面については有効ですが、看護師としての技術不足・知識不足を自覚している場合はどうしたらいいでしょうか?
「私は点滴が超下手です」とはとても言えませんよね。
このことに関しては、素直に認めた上で今後は努力したいと思っていること、を付け加えることが有効です。
例えば、
「前職までは精神的ケアの多い職場だったため、点滴等の侵襲的処置はさほど得意ではありません。しかし、看護技術の基本的な考えは理解していますので、今後は実践力を磨いていきたいと考えています。」
と言った感じになります。
まとめ
いかがでしたか?
「私の長所は明るいところです。短所は多少KYと言われます」を看護師の面接で言い換えるならば、「私の長所はいつも笑顔で患者様や同僚に対応できるところです。短所はマイペースなところと自覚していますが、焦らずじっくり患者様と向き合える性格だと思っています」という感じですね。
誰しも短所はあります。でもそれは長所の一部でもあります。
しっかり自己分析し、看護師の面接を乗り切って素敵な転職を成功させてください。