人材紹介会社とハローワークならどちらを使うべき?
看護師が転職する場合、人材紹介会社とハローワーク、どちらを使うべきでしょうか?
置かれた状況によって、それぞれメリットデメリットがあると思います。
現職のまま転職活動をする場合は、人材紹介会社がおすすめ
現職の方は、とにかく時間が無いですよね。三交代や二交代の人、日勤のみの人、どちらでも休日は体を休めたり、友人や付き合っている人と会ったり、専門分野の勉強にあてたり、買い物や習い事に行ったりと、いくら時間があっても足りないくらいですよね。
家族がいる方は、日勤のみであっても、家事をこなしたり、家族と出かけたり、子どもの習い事の送迎をしたりなど。
ハローワークは、インターネット検索もできますが、良い条件のところを自力で見つけても、紹介状をもらいにハローワークまで出向かなくてはなりません。
もう少し詳しい情報を知りたいと思っても、電話で問い合わせることができるのは、ハローワーク札幌の場合は平日の8:30~17:15と決まっています。
お昼休みも十分取れないような過酷な勤務をこなしている方も少なくないですよね。
その点、人材紹介会社によっては、24時間年中無休で電話問い合わせに対応してくれたり、通話料無料のところも多いです。24時間とまでいかなくても、働きながら転職先を考えている人を想定した対応時間となっています。
看護師の求人数は、今とにかく多いです。選ばなければ、どこにでも就職できるような状況です。だからこそ、情報が多過ぎて、個人で見極めることが難しくなってきています。
条件の好さに惹かれて就職したけれど、提示された条件と実際とはかけ離れていたということも起こりえます。
人材紹介会社を利用すれば、自分の条件をできるだけたくさん伝えることで、候補を調べて提案してもらえます。
転職をとにかく急かすところもあるようですが、担当者と合わなければ変えてもらったり、じっくり検討できる人材紹介会社途中で変更することもできます。
登録したらまず連絡がくるので、自分と相性が良さそうな担当者の会社を選ぶこともできます。
ただ何となく自力で求人情報を検索していても、目移りばかりして、絞り切れないと思います。時間だけがかかってしまうこともあります。ハローワークは基本的に自力で検索することになります。
また、ある程度は自分の希望を伝えて、いくつか紹介してもらうこともできます。ただし、担当者は医療の内部事情や関わる職種、病院・クリニック・施設などの違い、急性期、慢性期、療養型の区別まで知らないことがほとんどです。機械的に、条件を満たしているところを紹介してくれるのみです。
その点、看護師専門の人材紹介会社では、元看護師など、医療業界に通じている人がコンサルタントとして在籍しているところもあり、こちらの希望を理解してくれやすいという違いがあります。
仕事の忙しさ、不規則な勤務時間についての理解もありますので、電話やメールでの連絡などもスムーズに進むでしょう。
ブランクのある方、時間に余裕がある方は両方活用するのもおすすめ
ハローワークは、とにかく出向かなくてはなりませんが、マザーズハローワークなど、小さい子どもを連れて行ったときに、一緒に遊んでくれる保育士さんがいるなど、子育て中でこれからゆっくり自分に合ったところを探したい人が訪れやすいハローワークも増えてきています。
丁寧に話しを聞いてくれるところもありますが、医療業界には詳しくないですし、看護師は求人数が多いので、すぐに決まるだろうと、それほど熱心に関わってはもらえません。自力で頑張るしかないでしょう。
小さい子どもがいて、気軽に預けられる祖父母などがいない方は、まずマザーズハローワークで、子どもをみてもらいながらゆっくり検索し、求人情報を下調べしておくことが良いかもしれません。
いくつか勤務時間や給与などを調べてみたうえで、自分の条件に優先順位をつけて書き出してみます。
人材紹介会社は、登録するとすぐに連絡が次々きますので、その前に自分でしっかりと希望の条件を絞っておくと、要領良く転職活動が進むと思います。
このように、それぞれのメリットを最大限生かして、転職活動することをおすすめします!