看護師が転職活動するときに注意するべき3つのこと
看護師の転職は、正職員からパートになる、正職員からさらにキャリアアップを目指す、結婚・育児のブランクから復帰するなど、状況は人それぞれですよね。
自分独自の転職活動をする際に、注意しなければならないのは、次の3つの点ではないでしょうか。
<おすすめ記事セレクション>1.応募書類をより良く作成する
看護師の場合、就職が決まりやすいので、履歴書にそれほど注意を払わないかも知れませんが、応募先とのマッチングを考えると、良い履歴書を作成することが必要だと思います。
30~40代ともなると、一般的な社会常識を身に付けているか、新しいことを柔軟に取り入れられる人か、即戦力になるか、応募条件と合った人材か、チェック項目は20代より厳しくなりますよね。
自分に合った、より良い転職先にめぐり合い、そこが最後の職場となるように、ただ市販の履歴書を書いて提出ではなく、添え状と詳細な職務経歴書も作成しましょう。
そして、書類はA4・A3サイズで揃え、封筒は書類を折らないよう角型2号にしましょう。
2.自己分析をしておく
求人情報があふれている看護師でも、日勤だけの正職員・職場の雰囲気が良い・給与など条件が良い・誰もが平等に年休を消化している・休み希望が通りやすい・院内が清潔で整理整頓されているなど、良い職場は限られていますよね。
好条件の求人には、応募者も殺到します。面接までたどり着けないこともあります。
自己分析が不十分なまま書類を書くと、採用側が「会ってみたい」と思わせる魅力的な応募書類にはならないですよね。
自分自身が、自分の強み・持ち味・魅力を認識していることが、まず必要です。
30~40代看護師の転職者に求められているものは、「即戦力」と「高いコミュニケーション能力」ですよね。
今までの看護師経験から得てきた、自分だけのアピールポイントがあるはずです。成功体験だけでなく、失敗したことや挫折したことからも、何かしら学んできたはずですよね。
自分にしかない長所、自分を採用することで職場にもたらすメリットを、書き出してみましょう。
自分で見つけられない場合は、同僚や友人・家族・専門家(キャリアカウンセラー)に手助けしてもらうのも良いですね。
この自己分析の作業をすることで、自信を持って前向きに転職活動できると思います。
3.好印象を与える外見を研究する
30~40代ともなると、自分なりのお化粧や服装の基本が出来上がっていますよね。
看護師としての、常識的な身だしなみについて今一度考えてみることも転職活動では大切ではないでしょうか。
初めて病院実習に行く前に行われたオリエンテーションを思いだしてみませんか。髪型からお化粧、爪から足元までたくさん注意されたはずです。
そして、自分や家族が医療機関を受診した時に接した、看護師の外見を思い浮かべてみてください。
どのような看護師に好感を抱きましたか。言動や表情だけでなく、医療従事者には「清潔感」が求められていると感じませんか?
「清潔感」だけは、年齢問わず、誰もが整えられる外見ですよね。
本音で辛口批評をしてくれる友人や家族が近くにいない場合は、美容師などプロに頼んでアドバイスをもらうのはどうでしょう。
履歴書の写真撮影の時、面接の時、転職先で働き始める時に役立つはずです。
終わりに
医療業界でも、近年では「接遇」が重要視されていますよね。看護師としての経験や能力だけでなく、身だしなみを整えられる一般常識も転職活動者には求められているでしょう。