【ベテラン看護師直伝】ムカつく医者との人間関係でストレスをためない4つの対策

【ベテラン看護師直伝】ムカつく医者との人間関係でストレスをためない4つの対策

看護師の仕事は、「医師の指示のもと」です。医師と関わることなく仕事をすることはほぼ不可能と言えます。

いろんな医師がいます、よくわからないポイントで怒り出す医師、指示が曖昧で難解な医師、自信がなさすぎる態度の医師、理屈っぽい医師。

もちろんフレンドリーで、気持ちよく仕事ができる医師もいますが少数派ではないでしょうか?

医師との関わりでストレスをためないために、コミュニケーションを取るために、参考にしていただければ嬉しいです。

医師と看護師の関係は主従関係ではない!しかし相手を立てる態度が勝ち

医師はプライドが高いものです。患者の治療方針を決定し、説明を行い、手術を行うのも、最終的な責任は自分にあるわけですから当然のことともいえます。

また、クリニック系では院長として、看護師をはじめとする職員の雇用主でもあります。

看護師としては、「ムカつく」瞬間は数限りなくありますが、医師という相手を立てる態度に徹したほうが仕事しやすく、結局自分の意見が通る「勝ち」状態となります。

へりくだる必要はありませんが、適度な距離と節度を持って接することです。仲良くなりすぎることも結局仕事がやりにくくなる原因です。

反論したいときも「教えていただきたいのですが」「ありがとうございました」を忘れないこと

例えば、この患者の症状になんでこの薬!?という指示が出ていたとします。

「先生、これって変じゃないですか?○○じゃなくて□□の間違いじゃないの」

とストレートに指摘すれば、医師側はカチンときて、無視したり逆切れしたり、間違いを訂正しないこともあります。医師も人間ですから、嫌な言い方をされると動かないのです。

「先生、教えて頂けますか?○○で間違いないか確認したいのですが」

と聞かれれば、「あ、□□だったかな」という訂正がスムーズに進むことがあります。そして、医師が自分の間違いを訂正したに過ぎない時でも「ありがとうございました」と感謝の念を伝えることで、よりコミュニケーションがスムーズになります。

こんな性格の人もいるんだな、と客観的に冷静に医師を観察する

ちょっとしたことで声を荒らげたり、いらいらした態度を前面に出したり、見下すような発言をしたり、対処に苦慮する医師は存在します。

人は、自分以外を変えることはできません。怒りっぽい医師を起こらないように変えることはできないのです。

看護師は真に受けず、「こんな性格の人もいるんだな」と客観的に冷静に割り切って考えましょう。しかし、患者さんに悪影響を及ぼすような医師の態度に関しては、ハッキリと指摘することも必要です。

医師との関わりでストレスをためるのは損!仕事がやりにく過ぎる時は

医師からの明らかなパワハラ、セクハラには毅然とした態度で、上司や組織のしかるべき窓口に相談すべきです。一人で抱え込んで体調を崩してしまったり、同僚に相談し余計に話がややこしくなったりすることは絶対避けてください。

医師との関わりで、ストレスがたまり過ぎて、看護師本来の仕事に支障をきたしてしまう恐れがある場合は、転職を考えることは「逃げ」ではありません。

看護師としての能力を生き生きと発揮するためには必要なステップかもしれませんよ。

まとめ

いかがでしたか?

看護師は仕事そのものに慣れること、患者さんとのコミュニケーション、勉強も大変なのにさらに医師との関わりにストレスを感じていては体が持ちません。最後にもう一度、転職を考えることは「逃げ」ではありません。

もし、本当に医師と「合わない」「接するのがきつい」と感じているのであれば、心と体の健康を害す前に、職場を変えることも検討してみてはいかがでしょうか?


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