ウメテリン点滴が効果的な症状と副作用について
ウメテリン点滴は、切迫早産や切迫流産のときに使われる点滴です。入院をして点滴をするのですが、具体的にはどのような症状に対して効果的なのでしょうか。
また心配な副作用についても見ていきましょう。元気な赤ちゃんを産むために、お母さんもつらいことに耐えているのですね。もう少しですので、頑張りましょう。
ウメテリン点滴の効果
ウメテリン点滴は、まだ充分にお腹の中で育っていない赤ちゃんが、産まれて来ようとするのを防いでくれる効果があります。
予定日よりも早く赤ちゃんが産まれることで、未熟児や障害を抱えてしまう可能性が高くなります。
しかし妊婦さんによっては、予定日よりもずっと早い時期に、切迫流産や切迫早産の危険が考えられることがあります。
子宮口が開き、子宮が収縮することで、赤ちゃんがどんどん下に降りてきてしまうのです。陣痛のような痛みも伴うので、お母さんにとっては、つらい症状だと言えますね。
ウメテリン点滴には、その子宮の収縮を抑えるはたらきがあります。どれくらいの期間、点滴をするのかは人によって異なりますが、できるだけ予定日付近まで赤ちゃんをお腹の中で育てた方が良いでしょう。
ウメテリン点滴の副作用
ウメテリン点滴は比較的、副作用の少ない薬剤だと言われていますが、薬には変わりありませんので、副作用がまったくないとは言い切れません。
必ず副作用が起こるわけではありませんが、お腹の中の赤ちゃんのことを考えると、慎重になってしまうことでしょう。
軽い副作用では、発熱や吐き気、頭痛など風邪のような症状や倦怠感や手足のしびれを伴うこともあります。
人によっては、目の焦点が合わないとか、力が入らないという副作用が出る人もいるようです。
薬の副作用には個人差がありますので、これら以外にも症状が考えられるでしょう。ウメテリン点滴を受けてから、体調に変化のあった場合には、なるべく早く医師や看護師に相談するようにすることです。
重い副作用の場合には、お母さんが病気を発症してしまうこともありますし、お腹の中の赤ちゃんに影響が出ることもあります。
お母さんとお腹の赤ちゃんは繋がっていますので、赤ちゃんに影響のあることはお母さんにも影響がありますし、その逆も同じです。母子ともに元気で出産に挑めるよう、できる限りのことはしたいと思うのが親心ですね。
※あくまで参考です。詳しくは病院でお聞きください。
まとめ
ウメテリン点滴は、切迫流産や切迫早産などの症状に対して効果的であると言われていますが、海外では使用を制限するなどの対応が取られていることもあるようです。
どのような症状があらわれたにしても、一番良い方法を医師と相談して決めると良いです。
一番大事なのは、お腹の赤ちゃんを元気に産むことですので、お母さんはこれからが本番です。
かわいい我が子をその手に抱く日まで、お腹の中の赤ちゃんとお話をしながら、残りわずかなマタニティライフを穏やかに過ごしましょう。