あるある体験談!経費削減のため節約しすぎた看護師

あるある体験談!経費削減のため節約しすぎた看護師

診療報酬・介護報酬のマイナス改定、医療器材の価格高騰、地域での患者さん・利用者さんの取り合い、人件費の増大・・・病院・施設・在宅医療すべての分野において、経営は厳しさを増すばかりです。

看護師の働く現場でも、資源の節約、経費削減に取り組んでいない所は無いと言えるでしょう。現場の看護師さんが話してくれた「えっ!そこまでやるの?」とびっくりするような、やりすぎ節約術のエピソードを紹介しましょう。

ちょっと笑えて、ちょっと呆れる職場のやりすぎ節約術、あなたの職場はいかがでしょうか。

やりすぎ節約術その1、点滴で使用する紙テープは芯と交換

看護師が点滴チューブの固定、処置に使用する紙テープ類。様々な種類がありますね。

1回針刺しの普通の点滴には、普通の紙テープを、皮膚の荒れやすい患者さんには角質を傷つけにくい素材のテープを、といった様に使い分けている施設が多いでしょう。

看護師Aさんの働く病院では、「紙テープの芯は紛失厳禁」

なぜなら、備品担当部署では、使い切ったテープの芯と新品は引き換えでしか払い出さない!という厳格なルールがあるためです。紙テープの芯を紛失したら大変です。

たちまち定数が不足し、点滴を実施する時は看護師同士がテープの取り合いとなってしまうそうです。

紙テープの芯を回収し、備品担当部署に引き換えに行くとき「わびしくてちょっと悲しい気持ちになる」とAさん。その気持ち分かりますよ!

やりすぎ節約術その2、ディスポ(単回使用)製品を再滅菌しまくる

医療用機材には、単回使用物品とそれ以外に分けられます。

ディスポ製品がディスポである所以は、「再洗浄・再滅菌に耐えられない素材、形状」ということです。再洗浄・再滅菌したとしても、製品の安全性が保てない可能性がある、とされています。

しかし、現場ではもったいないからという理由で「ディスポ製品を再滅菌して使う」という現象が起きています。

看護師Bさんは、ケチり過ぎほどがある、と怒り心頭です。

なんとディスポ製品のプラスチック鑷子を、洗浄し再滅菌して使用しているそうです。滅菌されている以上、患者さんに直接の被害はないのですが、「先のかみ合わせは悪いし使いにくい」「一回使用したディスポ鑷子を集めて洗浄する手間がかかる」、これでは何のためにディスポ製品を導入しているかわかりませんね。

洗浄、再滅菌にかかる費用と労力の方が多い気がします。

やりすぎ節約術その3、休憩室で出たゴミは各自持って帰る謎ルール

病院・施設にとって医療廃棄物処理を業者に委託する費用は莫大なものです。ゴミを収集してもらうにもお金がかかります。ゴミは少しでも減らしたい。

そんな思いが行き過ぎると、看護師Cさんの職場のようになってしまいます。

看護師を含む病院職員(医師以外)は、自分で出したゴミを各自持って帰ること!という謎ルールがあるそうです。なぜか、医師はこのルールから免除されています。

朝、病院に到着してから「缶コーヒーを飲みたい」と思っても、その空き缶を持って帰ることを考えると億劫になってしまう、とCさんは言います。

そのため、研修医や話しやすい医師に「医局で捨てておいて」と、昼ごはんやお茶の時間に出たゴミを押し付けているそうです。

手術や検査で出された、大量の医療廃棄物箱を横目に「私たち看護師が出すゴミの100倍以上の量だよ」と、ムカついているそうです。

やりすぎ節約術その4、制服の白衣が1枚だけ、毎日洗濯に奔走する看護師

白衣は、患者さんに清潔感ある印象を与え、機能性が良いもの、何よりも清潔なものを身に付けたいですね。

某クリニックで勤務する看護師Dさん、「支給される白衣が1枚なんて信じられない」と憤っています。経費節約のため、各自白衣の支給は1枚のみ、各自で洗濯すること、足りないと思う人は実費で購入する事、と言い渡されているそうです。

そのため、白衣をほぼ毎日持ち帰り、自宅で洗濯する羽目に。

業務終了後買い物に、彼氏と食事に、友達とカラオケに行くときも常に、その日一日着た要洗濯の白衣を連れて歩き、帰宅後洗濯することになります。

「せめて白衣2枚でローテーションしたい」、Dさんのささやかな希望です。

仕事中に汚れてしまっても着替えられませんし、患者さんと接した白衣を自宅の洗濯機で毎日洗うのもちょっと嫌ですね。

ちなみに、院長はおしゃれなブランド物の白衣を着まわしているそうですよ。

やりすぎ節約術その5、職員食堂の自動販売機をどんどん値上げ

昼休み、食事時にジュースやコーヒーを飲んで一息つく。忙しい毎日の中でも、少しリラックスする時間ですね。

看護師Eさんは総合病院勤務で、比較的大きな職員用食堂があるそうです。そこに設置された自動販売機は「職員価格」でジュースやコーヒーが販売されていました。

ある時をきっかけに、少しづつ値上げされ、今や一般価格と同じになったそうです。看護師Eさんは「何だかやる気が減った気がする」と言います。

たかが自動販売機の値上げで、やる気をなくすことはないじゃない、と思われるかもしれません。しかし、Eさんは「収益を上げようとするポイントがセコイ」「もっと他に節約するところがあるはずなのに」と感じて、病院のやりすぎ節約にがっかりしているのです。

まとめ

看護師は病院経営に貢献するべきです。無駄を省いて、収益を上げることをサポートするべきです。

しかし、絶対必要な物をケチって仕事が増えること、無駄な労力を費やすこと、ささやかな楽しみを奪うこと、それはやりすぎ節約です。

ここではちょっと笑えて、ちょっと呆れるエピソードを紹介しましたが、現場ではここには書けないようなひどい節約もあるようです。

あなたの働く病院はいかがでしょうか。

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