実習中の看護学生はなぜ身だしなみに気をつける必要があるか

実習中の看護学生はなぜ身だしなみに気をつける必要があるか

看護学生が実習に行く前には、先生から「清潔感を出すこと」「おしゃれはしないこと」について耳にタコができるほど指導されているでしょう。

爪は切っておく、ネイルはしない、ピアスを外す、化粧は控えめに、具体的に挙げるとこのような方法です。若い看護学生の中には「看護師さんもちゃんとしていないのに、なんで学生ばかりに厳しくするのか」という不満を漏らす人がいます。

実習中、看護学生は何のために身だしなみに気を付けるのか、その目的をよく理解して、気持ちよく実習を乗り切りって欲しいと思います。

髪をまとめる理由、かき上げると不潔だから?本当にそれだけ

清潔感のある身だしなみの代表は「髪をスッキリまとめて顔にかからなようにする」でしょう。患者さんと接する現場で、髪が落ちると不潔、かき上げた手でケアをすると不潔という理由があげられています。

看護ケア中、不潔操作で手が汚染されている時に、顔に髪がかかるとかなりイライラしますし、視野が狭くなることはあります。

しかし、髪が顔にかかっていることで、患者さんに実害を及ぼすような感染症を引き起こしたり、学生自身が被害を受ける可能性は低いように思います。髪が顔にかかっていたから、感染を媒介した、という実例はありません。病院で働く看護師の中にも、髪型がスッキリしていない人は珍しくありません。

では、なぜ髪をスッキリまとめる必要があるのか。

患者を含む周囲の人に「不潔なことが起こりそう」という印象を与えないためです。髪が落ちそうにない、かき上げる必要のない状態は、接する人に安心感を与えます。

患者さん、実習指導者は「看護学生らしさ」を求めていると自覚して

患者さん、実習指導者は実習に来る看護学生に、看護学生らしくあって欲しい、と思っています。

元気で素直、生き生きとした看護学生の存在は、患者さんにもまぶしく映ります。看護学生は勉強中の身ですから、患者さんも実習指導者も完璧なケアや知識など求めていません。学ぼうとする姿勢をサポートしたいと思っているのです。

人はどんな立場にあっても、求められるイメージがあります。例えば、警察官には毅然とした頼もしいイメージ、保育士には優しく柔らかいイメージです。看護学生には、元気で素直、爽やか、健康的というイメージが求められているのです。少しでもそのイメージに近づくための手段として「髪をスッキリまとめる」という方法があるわけです。

看護学生、元気で素直、爽やか、健康的なイメージがもたらすメリットとは

髪がスッキリまとまっている、靴や白衣が清潔、顔色を良くみせる化粧、切りそろえられた爪、清潔感のある看護学生らしい姿は、好感度が高いと言えます。

元気で素直、爽やか、健康的なイメージを持ってもらうことは、教えてあげようという気持ちを起こさせます。実習指導者も人間ですから、だらしない印象の学生には教える気が半減してしまうということです。

つまり、好印象を与えることで看護学生の実習はスムーズになるということです。患者さんから「また来てね」と言われる看護学生になるために、好印象は不可欠です。身だしなみは、相手のためでもあり自分のためでもあります。

身だしなみ、実習中に気を付けるポイントは看護師になっても変わらない

看護師の中には、髪を下ろしたままの、カラーコンタクトをしているなど、学生からみると「全然ちゃんとしてない」と思う容姿の人もいます。

医療現場で働く以上、看護師に求められる誠実さ、清潔感のイメージにより近づけるように身だしなみを整えることは必要です。前述した解説からも明らかなことです。

看護学生だけが身だしなみに気を付けなければならない、という訳ではありません。むしろ看護師になってから、患者さんにより信頼してもらえるよう好印象を与える努力をしなければならないのです。

身だしなみがいい加減な看護師は、ミスが起こった時患者さんから「普段からだらしない格好で、信用できなかった」と言われかねませんよ。

まとめ

看護学生の実習は、寝不足の毎日で大変だと思います。実習指導者に気を使い、患者さんとの関りに緊張、実習記録に追われる毎日です。患者さん、実習指導者は爽やかな看護学生を待っています、忙しい毎日ですがしっかり身だしなみを整えてくださいね。


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