看護師の職業病、便秘との付き合い方

看護師の職業病、便秘との付き合い方

女性なら悩みがちな便秘、看護師で特に夜勤をする生活スタイルの方にはもはや職業病と言えるのではないでしょうか。

患者様、利用者様に便秘になっていないですか、と心配する自分が便秘という状態です。

ストレス、緊張、睡眠不足と看護師の仕事は交感神経優位になりがちです。便秘によるお腹の張り、肌荒れは憂鬱ですね。

今回は、看護師の職業病、便秘の原因と、解消法について考えていきましょう。

便秘の大敵 ストレス、睡眠不足、緊張

夜勤明けには対して食べていないのに、ガスでおなかが張って辛い、という経験はありませんか?

腸を活発に動かす「副交感神経」は別名「リラックス神経」。

看護師の仕事は「交感神経」が働きっぱなしですね。睡眠中は副交感神経優位となりますが、夜勤だと交感神経が活発なままです。

食事時間が不規則で、交感神経優位な生活では、便秘にならない方がおかしいですよね。

看護師が便秘を解消する方法 仮眠前に食べない

消化管が活発に活動をしていると脳も休めません。仮眠中少しでもリラックスして交感神経を鎮めるためにも、夜食をとる時間帯を工夫してみましょう。

満腹の方が良く眠れるというのは誤解です。質の良い睡眠のために、寝る前はできるだけ腸を休めたいものです。お腹がすいたら少し食べる、が一番理想的ですね。

看護師が便秘を解消する方法 仮眠を取る

そもそも仮眠自体を取らなかったり、仮眠に入ってもスマホばかり操作して脳を休めなければ意味がありません。可能な限り、仮眠をとり少しでも交感神経を鎮めましょう。

2交代夜勤であれば、通勤時間を含め16時間以上が交感神経優位の状態です。これは、身体には過酷な状況です。

看護師が便秘を解消する方法 夜食に炭水化物を摂りすぎない

夜食で、お腹が張りやすい、ガスを発生させやすい炭水化物の過剰摂取は控えるのが賢明です。乳酸菌飲料やヨーグルトなどを取り入れてみましょう。

例えば、菓子パン・惣菜パン2個という夜食を、惣菜パン1個にヨーグルトに変更、カップめんにおにぎりという夜食を小さ目のカップめんとサラダ、玄米ブランに変更してみてはいかがでしょうか。

ダイエットにも、健康にもいい方向に作用します。

看護師が便秘を解消する方法 白湯を取り入れよう

食事前に白湯をコップ一杯のゆっくり飲みましょう。一旦沸騰させたお湯を、適度に冷ましたものが白湯です。

白湯を食事前に取り入れると、空腹感が和らぎ、腸の動きを促進されます。特に朝一番の白湯は、とても便秘に効果があります。

また、空腹感が適度に抑えられ、食事量が減りダイエット効果もあります。

看護師が便秘を解消する方法 内から外から体を温めよう

身体を冷やす食材は避けて、温める食事を心がけましょう。身体を冷やす食材は、生野菜や一部のフルーツ、冷たい飲み物です。

同じ野菜を摂るなら、生野菜より煮物を選びましょう。夜勤中に冷たいスポーツ飲料などを大量に摂るよりは、暖かいお茶やスープを取り入れて身体を冷やし過ぎないようにしましょう。

夜勤明けは、ゆっくりお風呂に浸かって体を温めましょう。

看護師が便秘を解消する方法 緩下剤を上手く使って

上記の方法を実践しても便秘になってしまった場合、マイルドな緩下剤の力を借りましょう。いきなり薬剤に頼るよりは、出来る限り自然なお通じを心がけたいですね。

お腹が痛くなりにくい、マイルドなものから試していきましょう。食物繊維を補充するようなサプリメントも有効です。

まとめ

いかがですか?
便秘対策はリラックスして、規則正しい食生活と十分な睡眠をとる。分かってはいても看護師の毎日は不健康な生活となってしまいがちです。

忙しい生活の中でも、ちょっとした工夫で、健康な腸・健康な肌を手に入れましょう。

勤務と勤務の間隔を少しでも開けることは身体のリズムを整えて、副交感神経を優位にします。

便秘は交感神経の悲鳴です、ゆとりのある勤務で便秘以上の体調不調を予防しましょう。転職サイトに登録しお仕事探しをすれば、あなたにあった希望の職場に出会える可能性がぐっとアップします。

転職のプロのアドバイスを受けて、ゆとりのある生活を手に入れましょう。


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