先輩看護師からの壮絶ないじめを抜け出した方法【新人看護師必見】

いじめ?パワハラ?新人看護師には辛い先輩からの暴言5選

先輩看護師、これほど怖いものがこの世にあるのか。とさえ感じていた新人看護師時代。

つらい実習、寝不足の毎日、不安な国家試験を乗り越えて、やっと看護師として働ける!私は看護師になった!と歓喜するのはまだ早すぎます。就職してから、新人看護師になってからは第二章の始まりにすぎません。

先輩看護師、プリセプター、教育担当看護師、等病院や施設によって呼び方は違いますが、この記事では「新人看護師を教える担当者」を先輩看護師、とまとめます。

先輩看護師から言われて凍り付いた、忘れられないキツい言葉、まとめてみました。

放置プレイ!?「認めるまで何もさせないからね」怖い先輩看護師

新人看護師のAさん、自分の指導担当になったB先輩に対して、最初は「この先輩に担当してもらってラッキー、全然口うるさくない」と思いました。

どちらかと言えば物静かで冷静、淡々と仕事をこなすB先輩。その姿は大人の女性、ベテラン看護師像にぴったり。「あれ出来てないよ!早く!課題はこれ!明日までに!」と別の先輩に叱られている同期を尻目に、Aさんは「余裕」と思ったそうです。

技術チェックリストの作成も、口うるさく言わないB先輩。同期の看護師が叱られながらも新しい経験をしていく中で、次第にAさんは「あれ、私取り残されているかも」と不安になってきました。

輸血のため末梢静脈路を確保する患者さんの処置に向かうB先輩、「見学してみる?やってみる?」とも聞いてくれません。仕方なくいそいそと後ろについて行き「B先輩、初めてなんですけどやってみてもいいですか」と聞いてみました。

B先輩が放った一言
「私が認めるまで何もさせないからね。勉強してきてから言いなさい」怖いです、ゾッとしますね。

B先輩は、A看護師の勉強に積極的な姿や、看護師としての自覚を持った行動を確認して「自分が認めない人間には何も教えない」タイプの先輩だったのです。時々、こういうタイプの先輩は存在します。

先輩看護師の肘ドン!「あっちにいってて、邪魔だから」

新人看護師のCさん、初めての受け持ち患者さんとの関りで、一般状態の観察、バイタルサインの測定は自信を持ってできるようになってきました。まだ技術的には自信はありませんが、患者さんも少しづついろんなお話をしてくれるようになってきました。

そんなある日、受け持ち患者のDさんを車いすで搬送しようとしたところ、ウッ!と苦しそうな声を出したDさん、急にぐったりし呼びかけにも反応しません。Dさんは、とにかくナースコールだけは押したものの、膝がガクガクと震え「Dさん」と声をかけるのが精いっぱい、そこにナースコールに駆け付けたE先輩。

即座に、Dさんに駆け寄り胸骨圧迫(心臓マッサージ)開始、PHSで「ドクターコール」をし応援人員を集めます、すぐに駆け付けた医師、看護師、研修医によって心肺蘇生が施されました。そうです、Dさんは急な発作によって心肺停止状態になっていたのです。

Dさんの側にたたずんでいるC看護師。E先輩に肘でドンと押され「あっちにいってて、邪魔だから」と怒鳴られたそうです。

急変にスムーズに対応できない新人看護師ならではのエピソードですね。E先輩に全く悪気はありませんが、新人看護師には胸にグサリと刺さって、ズキズキ痛むトラウマになってしまいそうですね。

先輩看護師のイライラ爆発「丁寧とトロいは別、あんたはトロいだけ」

新人看護師のFさん、患者さんへの配薬、看護記録も「ミスできない」という緊張が強く、確認、確認、また確認で何事も時間がかかってしまいます。

自分が人一倍仕事が遅いことは自覚しています、しかし「焦って医療ミス、患者誤認するよりずっとマシだから」と自分に言い聞かせながら頑張っていたそうです。

指導担当看護師のG先輩からは「時間を見て動いて」「もうちょっとキビキビ動かないと」と注意されてはいました。

ある日患者さんの話をゆっくり聞きすぎてしまったF看護師がナースステーションに戻ると、イライラした様子のG先輩から「丁寧とトロいは別よ、あんたはトロいだけなんだからどうしようもないね!」と言われてしまったそうです。

しかも、周りの先輩看護師はかばってくれるどころか、クスクス笑っています。

速さと確実さを両立させながら看護師として仕事をこなせるようになるには、新人看護師もかなりの訓練が必要です。速さを求められることでミスを起こすかもしれないという緊張感も強まってしまいますね。

看護師失格なの?「何もできないんだから、せめて患者の前は笑ってて」

新人看護師のHさんは、患者さんへの注射、点滴は苦手、記録をすれば肝心の観察項目が漏れてしまう、などプリセプターの先輩からなかなか技術チェックのOKがもらえない状態が続いていました。同期達が徐々に看護技術をマスターしていく中、自分が取り残されていくような気がして、暗い気持ちになってしまいました。

患者さんのバイタルサインを測定し、一般状態の観察をしている時も、無意識に顔が曇っていたようです。

先輩看護師は無関心な様で、新人看護師の様子をよく観察しています。ナースステーションに戻ったH看護師に、I先輩が放った一言「「何もできないんだから、せめて患者の前は笑ってて」。

看護技術の習得に躓いているH看護師は、技術が何もできないうえに、コミュニケーション能力も劣っていると言われたように感じ「看護師失格かも、看護師に向いていないのかも」と思い悩んでしまいました。

先輩の前では気が抜けない?「スマホでもっと役に立つこと調べたら」

お昼休憩中、スマートフォンで気になるアーティストのライブ情報や、芸能ネタを検索していた新人看護師のJさん。

そこにプリセプターのK先輩が登場しました。K先輩はたしか、このアーティストが好きだったはず!とJ看護師は共通の話題で盛り上がれればいいな、コミュニケ―ションを取りたい気持ちで「K先輩、〇〇のカウントダウンライブが決定したみたいですね、先輩は行かれるんですか」と話しかけてみたそうです。

そこでK先輩が放った言葉は「スマホでそんなしょうもないこと調べている暇があったら、さっき答えられなかったことでも調べなさいよ」

確かに、休憩に行く前に患者の検査結果や病態について質問され、答えられないことがあり、情けない思いをしました。しかし、休憩中は仕事以外の事を話題に気分をリフレッシュしたい、とJ看護師は悲しい思いになったそうです。

新人看護師は休憩中も勉強しないといけないのか、気分転換が出来ないのか、とモヤモヤした気持ちが残りますね。

まとめ

怖い先輩看護師が何気なく放った言葉が、新人看護師の胸にグサリと突き刺さって傷ついてしまうことって少なくありません。新人看護師も徐々に経験を積んでいけば、その時の先輩看護師の気持ちも「分かる」と思える日が来るのかもしれません。

どんなベテラン看護師も、新人看護師時代に受けた「忘れられないキツい言葉」があります。落ち込み過ぎずに、前向きに頑張っていきましょうね!新人看護師さん、応援していますよ。

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