転職が絶対失敗する看護師の3つの特徴
看護師は、もはや2~3回の転職は当たり前で、結婚・出産でブランクがあっても復職できる、一見恵まれた資格職にみえますよね。
看護師募集の求人情報は、常にたくさんあるので、転職活動も気が緩みがちです。
いつでも就職できるイメージの強い看護師でも、30代~40代となると、面接で落とされてしまう人、転職して数カ月で退職して自信を失う人もでてきます。
どんな職業でも、短期間(数カ月単位)で転職を繰り返すことはマイナスイメージとなりやすいですし、何より転職活動は時間も労力も費やし、疲れますよね。
何度も転職活動することにならないよう、転職が失敗する看護師の特徴から学べることがあるかも知れません。
<おすすめ記事セレクション>1.イメージだけで転職先を決めてしまう
新卒で就職する先は、大手の総合病院や付属病院ということが、看護師には多いですよね。
残業が多く、委員会活動や部署での係分担、看護研究、レベルに応じた研修を受けレポート提出、新人教育、実習生の指導など、勤務年数が上がるほど、実際に患者さんと関わる看護の仕事以外の業務分担が増えていきますよね。
規模の大きい、教育体制や研究体制の整った病院で燃え尽きて、委員会や研究から解放されることだけを望み、「楽そうな」イメージの転職先を選んでしまうと、失敗することもあります。
看護師が働くどのような職場にも、大変なことは必ずあるからです。高い目的意識や職業意識を持っている方であると、清潔操作や患者さんへの言葉遣いや態度が適当な看護師と一緒に働くことが苦痛になることもあります。
ひとつハードルを乗り越えても、また新たなハードルが目の前に現れてしまいますよね。
2.十分な指導が受けられないのに、経験の無い診療科を選んでしまう
給与や勤務時間など、待遇面だけに惹かれて、経験の無い診療科に転職してしまうと、仕事を覚えることに新人とは違う苦労があります。
転職者の場合、看護師としての経験があるので、基本的に手取り足取り教えてもらえるわけではありませんよね。
転職先によって、慣れるまでは1人指導役でつけてくれるところもあるかも知れません。
慢性的な人手不足で、ギリギリの人数でまわしている所は、初日から戦力としてカウントされていることもあるでしょう。
クリニックや、規模の小さい病院などでは、採用担当者が医師で、現場で働いている看護師に、採用者の情報が全く伝わっていないこともあります。
自分から、最初の挨拶時に、この科は初めてだと伝えて、積極的に学ぶ姿勢をとらないと、働きにくくなることもあります。
3.自分の中の優先順位を見極めずに、転職先を選んでしまう
転職する時にとても重要なことは、自己分析をして、優先順位をつけることですよね。
こればかりは人それぞれで、価値観や家庭内の役割や暮らしている地域によって影響を受けます。
収入アップが一番の目的なら、人間関係や激務などで悩んでも、そもそも、給与面を一番の理由でこの病院を選んだのだから、と退職を早まらずに済みます。
子育てと両立できることを一番の目的に選んだのなら、今までの経験や自分の年齢などを一度捨てて、新人の気持ちで新しい環境に馴染み、その職場ならではの看護技術のやり方を素直に覚えられます。
新しい職場に就職した時には、必ず戸惑うことや、納得のいかないこと、人間関係の悩みが出てくるものですよね。
その時に、例えば、手帳にでも、転職活動の時に自分が決めた優先順位を書いておけば、退職しようか悩んだ時に、そもそも選んだ理由を振り返ることができるでしょう。
振り返ってみても、やはりマッチングの失敗と分かれば、ためらわず退職し、自分の譲れない第一希望に合った転職先を探すことができます。
まとめ
転職活動が失敗してしまっている人は、ワンセットである、「転職理由と志望動機」を十分に検討していないことが大きいでしょうか。
同僚や上司、友人などに十分相談し、一度自己分析をしておくことで、転職先とのミスマッチを防ぐことができるのではないでしょうか。