看護師が一般企業に転職する際に注意するべき2つのこと
看護師の資格を活かすことができる職場は、病院・クリニックなどの他にもたくさんありますよね。
たとえば、企業内医務室・治験関連企業・保育園・健診専門機関などがあります。
規則正しい日中の勤務ができることや、カレンダー通りの生活ができるなど魅力的な点が多いですが、病院での勤務から転職する場合に、注意するべきこともあります。
<おすすめ記事セレクション>1.高いコミュニケーション能力が求められている
病院等でも、正しい言葉遣いは求められているのですが、割と暗黙の了解で、ため口が許されていたり、患者さんの前でもあだ名や通称で呼び合ったりしていませんか?
また、年上の患者さんに敬語を使わなかったり、赤ちゃん言葉で話しかけたりしている看護師もいますよね。
主に看護師同志で働く病院と違い、他職種と共に働く企業では、仕事中の敬語や挨拶、互いに苗字に「さん」づけで呼び合うことは常識的なことです。
治験に転職となると、主治医に治験内容を説明したり、治験対象者の不安などにきめ細かく対応し協力を得たり、外来で担当する看護師にバイタル測定や採血の依頼をすることもありますよね。
そのような時に、正しい言葉遣いと敬語を使い、円滑に治験業務が行われるように高いコミュニケーションスキルが求められます。
2.業界特有の慣習や企業風土の違いに馴染むこと
年齢が高ければ高いほど、新しいことを覚えたり、馴染むことに努力がいるのではないでしょうか。
身だしなみひとつとっても、看護師はすっぴん派もいれば、ばっちりメイクをする人もいて、個性豊かです。白衣という制服があるので、私服も自由自在ですよね。
けれど、病院やクリニックに出入りする業者の人を思い浮かべると、髪型やスーツの着こなし、メイクや靴まで、配慮が行き届いていますよね。
姿勢も良く、挨拶や表情も、プロ意識を感じます。
看護師は、どのような外見でも、看護技術があれば一目置かれますが、そのような分かりやすい技術で評価されない一般企業に転職する場合は、一度真っ新な気持ちで社会人のマナー本などを読んでみるのも良いでしょう。
3.リーダーシップも期待されている
30代での転職となれば、一般的に、中堅どころの仕事を経験しているはずと企業側は予測しますよね。
20代と違い、即戦力性・組織をまとめる力・新しい環境に柔軟に対応する力があることが期待されているのではないでしょうか。
看護師としての、医療に関する知識や経験だけでなく、異業種の上司や部下、外部の取引先と良好なコミュニケーションを取りながら、チームを引っ張っていくリーダーシップなども求められています。
終わりに
看護師は、付き合う友人も医療関係者が多くなり、一般企業に就職した昔の同級生とは疎遠になりがちですが、一度連絡をとってみて、医療業界とは異なる、暗黙のルールや身だしなみなどのアドバイスをもらうのも良いかも知れませんね。
まずは外見から、新しい組織にも柔軟に対応できる姿勢をしめし、環境の違いに馴染めるよう励んでいきましょう。