転職してもうつになってしまう看護師の共通点
うつ病と診断されたことは無くても、「何もやる気がおきない」「なんとなくだるい、食欲がない」「眠れない」といった心身の不調は、経験してきているのではないでしょうか。
看護師で、三交代や二交代の、生活が不規則になりやすい勤務は、うつ病になりやすい一つの要因です。
予防には、休息や有酸素運動、朝に太陽の光を浴びて体内リズムをリセットする、日光浴でセロトニン(不足するとうつ病になりやすい)を活性化させることが必要ですよね。
うつ傾向になりやすい看護師には共通点があるのでしょうか
<おすすめ記事セレクション>1.考え方や物事のとらえ方
いろいろな物事に不満が多い人は、精神的にも落ち込みやすいようです。忙しかった、嫌な言われ方をしたなど、口を開けば愚痴ばかりの人もいますよね。
発想を変えることで、言い方も全く変わります。
忙しくて疲れるほど、仕事があることは幸せです。世の中には、仕事をしたくても、仕事が無く困っている人もいます。
周りから厳しいことを言われても、「怒られた」「いじめられた」と考えるのと、「指導してもらった」「アドバイスしてもらった」と考えるのとでは、どうでしょうか。
人間関係で一番酷な行為は、「無視」ですよね。
自分にきつくあたってくる人には、むしろ自分から笑顔で話しかけたり挨拶するしかありません。適度な距離を保って、上手に付き合うしかないですよね。
2.本当の自分の能力が認められていないと考える
看護師は立ち仕事で肉体労働でもあり、病気やけがで危機的状況にある人に細やかな配慮もしなければならない職業ですよね。血液などに触れる機会があるので、自分自身の身も危険にさらしています。
このような現状から、お給料や待遇が仕事の内容に見合っていないと考える人も多いですよね。
このような不満が募ると、毎日の出勤から苦痛になり、何をするのも嫌だと思い、悪循環に陥ります。
経験年数が増えると、新人教育や実習生対応、看護研究、委員会など様々な仕事を割り振られますよね。
お給料はそれほど上がらないのに、負担ばかり増えて疲れ果て、行き詰まりを感じた時は、休暇を取り、仕事から離れてリフレッシュするしかないかも知れません。
仕事を家に持ち込まない、オンとオフを明確に区切るなど、年齢とともに切り替えも上手にしていかないと、うつ傾向になりやすいのではないでしょうか。
3.看護師の仕事の価値を見出せていない
看護師は、日頃関わる職業が医療関係者ばかりですので、いかに恵まれている職業か気付きにくくなります。
自分の仕事にやりがいを見いだせないと、うつ傾向になりやすいのではないでしょうか。
看護師は、性別問わず、昇進の機会があります。職場を替えたり、一度辞めた職場にまた戻ったり、自由自在な働き方ができます。
40代、50代でも再就職していますし、正職員になることも可能です。
これから更に高齢化社会が進むことを考えると、自分から選ばない限り仕事に就けないという状況は無さそうですよね。
法を犯さない限り、一度得た看護師免許は永久ですし、今のところ更新制になる予定も無いです。
女性で独身であっても、自立して生きていける収入を得ることができます。
医療現場に疲れたら、看護大学や大学院に入り直して勉強したり、今までの臨床経験を活かして看護教員になる人もいます。海外で看護師になる人もいます。
このような多彩な生き方をできる職業は、それほど多くないはずです。自分がどれほど恵まれているか気付くことで、大分気持ちも変わるのではないでしょうか。
まとめ
自分自身の物事のとらえ方、考え方の傾向、生活習慣などを見直すことで、心身の健康を取り戻せたり、よりよく生きることができると思います。
また、心身に不調を感じた時は、早めに休息をとったり、環境を替えることも時には必要ですよね。自分なりの対処法を見つけて、心も体も上手に自己管理していけると良いですね。