あなたは大丈夫?夜勤の仮眠で眠れない原因はスマートフォンかも

あなたは大丈夫?夜勤の仮眠で眠れない原因はスマートフォンかも

看護師の皆さん、3交代勤務の日勤から深夜勤務間の仮眠、2交代勤務の夜勤中の病院での仮眠、なかなか寝付けなくて困っていませんか。

布団に入っても、眠りに付けず足を伸ばすだけで終了、なんとなくしんどい状態で次の勤務に突入ということは良くありますね。

ただでさえ看護師の勤務は、人間の「概日リズム(サーカディアンリズム)」という自然な体内時計に逆行しています。短時間の仮眠は疲労度を低下させ、集中力を保つのに必要です。

夜勤の仮眠に支障をきたす原因は、あなたの愛用する「スマートフォン」かもしれません。詳しく解説していきましょう。

生活必需品 手放せないスマホ

いまや、スマートフォンを持っていない人の方が少数派となってきました。

仕事中に操作することはほとんどなかったとしても、通勤中・休憩中は手放さない人も多いのではないでしょうか?

LINE、メール、ツイッター、インスタグラム、ファイスブックなど、他者とのコミュニケーションツールは多様化、複数化しています。看護師も勤務変更や、伝達事項もLINEグループで行っている部署があると聞きます。

スマホありきの生活でますます、手放せなくなっていると言えます。スマホ依存症ともいえる人はかなり多いようです。

スマホのブルーライトの影響とは

ブルーライトは、スマホやパソコンのディスプレイなどから発生しています。

ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のことです。ヒトの目で見ることのできる光=可視光線の中でも、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。スマホやパソコンなどが放つ青白い光(=ブルーライト)は人間の「概日リズム(サーカディアンリズム)」に影響を与えます。

ヒトの目の網膜には、光の色を感知する「錐体」と、暗い所でも明暗を感知する「桿体」という2つの視細胞が存在します。近年、この2種類の他にも「第3の視細胞」が発見され、サーカディアンリズムをコントロールする役割を果たしていることがわかってきました。

この「第3の光受容体」は、460nmという強いエネルギーを持つ光のみに反応します。つまり、ブルーライトこそ、体内リズムを整え、健康を維持する上で重要な役割を果たしている光だったのです。

http://blue-light.biz/about_bluelight/

つまり、ブルーライトはサーカディアンリズムを乱すということです。ただでさえ乱れている看護師のサーカディアンリズムをさらに乱すブルーライトは睡眠の大敵と言えます。

仮眠中はスマホを遠ざけることも必要

情報収集や、連絡に欠かせないスマホですが仮眠中は「重要なメールチェックだけにする」と決まりを作って、意識的に遠ざけてみることも必要かもしれません。

眠れないからと言って、スマホゲームやネットサーフィンは、ますます眠れなくなる要因で疲れがとれません。

最近は、LINEやメールも時間帯を気にせずに送信されてくることが多くなりました。勤務の実情を知っている同僚、親しい友人、家族とだけでも仮眠中の連絡を避け合ってみてはいかがでしょうか。

少しでも寝る、そのことに集中してみましょう。

ブルーライトを避ける対策とは

ブルーライトカットの機能がある眼鏡や、スマホ液晶画面に張り付けるブルーライトカットフィルムがオススメです。

100%カットは難しいですが、かなり高機能になっているようです。

慢性的な目への負担も和らげてくれます。補助的に使用してみると、疲れ方が変わってくると思います。

まとめ

3交代、2交代勤務いずれに関わらず、仮眠はとても大切です。

看護師自身の疲労度にも影響しますが、良いケアを受けたい患者さんのと思ってしっかり休めるようにしてもらいたいものです。生活必需品のスマホ、使用方法ちょっと見直してみましょう。

3交代でも、日勤からの深夜勤務が無い職場や、2交代でも仮眠や休息が充実した施設を探すなら、転職サイトに登録してみてはいかがでしょうか。あなたのライフスタイルに合った病院や働きかたを提案してもらえるはずです。


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