看護師就職と給料アップの強い味方!看護師に有利な12の資格とは

看護師就職と給料アップの強い味方!看護師に有利な12の資格とは

看護師はその資格だけで、十分に就職に有利な心強い資格です。しかし、看護師資格以外に資格があれば、転職や給料アップにも期待が持てます。

今回は看護師資格にプラスしてとれる資格を中心に紹介します。

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1.専門看護師・認定看護師

日本看護協会が認定する専門看護師・認定看護師は看護職ならば少なからず憧れる資格です。実務経験5年以上(うち3年以上専門分野での実務経験が必要)で、大学での所定単位の取得が必要です。5年毎の更新制です。

専門看護師(CNS) 認定看護師(CN)
目的 複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を深めた者 ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて、 水準の高い看護実践の出来る者
分野 がん看護、家族看護、在宅看護、母性看護など現在11分野 救急看護、皮膚・排泄ケア、認知小看護、慢性心不全看護など現在21分野

参考:日本看護協会

2.医療環境管理士

医療福祉検定協会が認定する資格で、感染予防・対策・管理・教育の指導的立場となれる知識と技術を有することを認定する専門資格です。

近年院内感染は病院・施設の重要課題と位置づけられており、注目される資格です。試験は年2~3回行われ、認定機関が実施する講習を受講後、認定されます。

試験の合格率は60%前後で更新の必要はありません。

参考:医療福祉検定協会

3.栄養サポートチーム専門療法士(NST専門療法士)

静脈経腸栄養学会が認定する資格で、静脈栄養・経腸栄養を用いた臨床栄養学に関する優れた知識と技能を有し、患者の状況、症例に合わせた栄養管理を行うことを目的とした専門資格です。

5年以上医療・福祉施設に勤務し、当該施設において栄養サポートに関する業務に従事した経験を有することが条件となっています。

また受験資格として当該学会やセミナーなどへの参加での所定単位を修めることが必要です。5年毎の更新制です。

参考:一般社団法人 静脈経腸栄養学会

4.介護予防指導士

日本介護予防協会が認定する資格で、介護予防のための専門的な知識と技能を持って、多くの方が豊かな老後を過ごせるように介護予防を指導することを認定する専門資格です。

受験資格として介護職、医療従事者、運動指導系の資格を持つこと、認定機関の講習を受講することが必要です。1年毎の更新制です。介護施設で働く方にはキャリアアップのためにも有効な資格です。

参考:日本介護予防協会

5.介護支援専門員(ケアマネージャー)

ケアマネージャーは介護や支援を必要とする人が介護保険制度を利用して自立した生活を送れるよう介護支援プランを立案、介護給付の管理などを行う職種になります。

保険・医療・福祉に関する法定資格と5年以上の実務経験を持ち、都道府県が実施する「介護支援専門員研修受講資格」に合格後、「介護支援専門員実務研修」を受講し認定されます。

試験実施期間は各都道府県で、年1回の試験があります。合格率は20%前後の難関資格で、5年毎の更新制です。

6.3学会合同呼吸療法認定士(呼吸療法認定士)

胸部外科学会・呼吸器学会・麻酔科学会が認定する資格で、呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チームの構成要員を養成かつそのレベルの向上を図ることなどを目的としています。

同学会が規定する認定講習会の課程を履修したのち、認定試験を合格することで資格を取得できます。受験資格として看護師で2年、准看護師で3年以上の実務経験があることが条件です。5年毎の更新制です。
参考:公益財団法人医療機器センター

7.糖尿病療養指導士

日本糖尿病療養指導士認定機構が認定する資格で、糖尿病治療に大切な自己管理(療養)を患者に指導する知識を有することを認定する専門資格です。

受験資格は、
①看護師などの資格を有すること 
②糖尿病を治療する医療施設において、現在または過去10年以内に2年以上継続して勤務かつ糖尿病患者の療養指導業務に従事した方で、かつこの間に通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導をおこなったこと 
③当該施設で携わった糖尿病療養指導の自験例が10例以上あること 
④本機構が開催する講習会を受講し、受講修了証を取得していること
の全てとなります。試験は年1回開催され、5年毎の更新制です。

参考:日本糖尿病療養指導士認定機構

8.透析療法指導看護師

日本腎不全看護学会ら5学会が認定する資格で、透析療法を円滑に受けられるようにするための専門技術・知識を有し、透析患者や家族に生活上の指導を行う知識を有することを認定する資格です。

受験資格として以下の6つ全てを満たすことが必要です。

①日本国の看護師の免許を有すること(准看護師は不可)
②日本腎不全看護学会正会員歴が継続して3年以上あること
③腎不全看護領域実務経験が通算3年以上あること
④看護実務経験が通算5年以上あること(腎不全看護領域実務経験3年以上を含む)
⑤腎不全看護領域(CKD・血液透析・腹膜透析・腎移植)実践報告を3例提出のこと
⑥受験資格ポイントが30ポイント以上取得できていること
試験は年1回、合格率は90%程度で、5年毎の更新制です。
参考:日本腎不全看護学会

9.医療リンパドレナージセラピスト

「複合的理学療法」の知識と技術を有し、がん患者などのリンパ浮腫に対して行うリンパドレナージを実施できます。当該協会が開催する講習会を受講することで、認定されます。

参考:日本医療リンパドレナージ協会

10.精神科認定看護師

日本精神科看護協会が認定する資格で精神科の看護領域におき優れた知識と看護能力を有することを認定する専門資格です。

受講資格として精神科看護での5年以上の実務経験が必要で、当該協会が実施する講習を受講後、認定試験に合格することで資格を取得できます。5年毎の更新制です。

参考:日本精神科看護協会

11.体外循環技術認定士

日本人工臓器学会、日本胸部外科学会ら4学会が認定する資格で、医師の指示のもとで行う人工心肺等の体外循環装置を操作するための技術を有することを認定する専門資格です。

受験資格として、体外循環に関する経験が看護師で2年、准看護師で3年以上あり、当該学会が開催するセミナーで所定の単位を取得することが必要です。試験は年1回で、5年毎の更新制です。

参考:日本人工臓器学会

12.JNTECプロバイダー

外傷患者の特徴とその病態を踏まえ、確実なアセスメントのもとに適切な診療介助と看護が実践できる知識と技術を有することを認定する資格です。

受講資格条件として、救急看護での実務経験が2年以上あることが必要で、プレテストで合格したあと1.5日の実技コースを受講することで認定されます。

認定期間は2年間です。その上の上級資格としてインストラクターコースも設定されています。

参考:日本救急看護学会

最後に 

いかがでしたか?残念ながら現在の情勢としては、認定看護師・専門看護師も含め資格手当がつくつかないは様々なようです。

更新制の資格がほとんどで、一度資格を取得しても資格維持のために費用や時間を割かれる場合も多いです。

資格取得は自分のスキルアップのためと考え、今後自分が極めたい分野を決めたうえで資格を取得することがおすすめです。


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