意外と知られていない看護助手の仕事内容って何やるの?
病院・施設によっては高時給が期待できる看護助手。興味はあるけど、どんな仕事をしているのかご存じでない方も多いと思います。
今回は看護助手の仕事内容について紹介します。
1.看護助手とは
看護助手とは医療現場で看護師のサポートをする仕事です。看護助手は医療従事者としての資格がないため、医療行為を行うことはできません。
看護助手の職場は入院施設のある病棟、外来、クリニックなど様々な医療現場になります。
2.看護助手の仕事内容とは
看護助手の仕事内容は、病院・施設により実に様々です。同じ病院でも病棟によっても仕事内容が違います。
看護師が行う仕事や患者さんに提供するサービスのうち、医療行為にあたらないもの全般を行っています。
ごく大まかに言えば、看護師の細々とした業務を一手に引き受けているのが看護助手です。その仕事の一例を以下に示します。
①環境整備
ベッドメイキングやベッド回りの清掃、病院・病棟内の消毒など。
②患者さんの搬送
車椅子を押す・見守るなどをしながらの移動の補助。
③患者さんの身の回りの介助
患者さんの清拭や入浴介助、オムツ交換、体位変換など。食事の配膳・下膳など。
④備品整理・管理
医療機器の消毒や在庫管理など。
3.あると有利な資格
看護助手には資格は必要ありませんが、看護助手に活かせる資格もありそれらを取得している方もいます。
①看護助手認定資格
全国医療福祉協会の認定する資格。試験は年3回開催されており、学科問題と記述問題があります。
②介護職員初任者研修
以前はホームヘルパーと言われていた資格です。130時間の研修を受講することで取得できます。
4.看護助手に求められる人材
①コミュニケーション能力
患者さんと直接接することも多く、コミュニケーション能力が求められます。看護師よりも患者さんのことをよく知っている場合もあり、看護助手さんから思わぬ患者さんの情報を得ることもあります。
また、看護師の指示のもと働くので、指示受け・報告をきちんとできる人が望ましいです。
②責任感の強い人
看護師は確実に仕事を遂行してもらうことを前提に、助手さんに仕事を依頼します。それは患者さんとの信頼関係に関わる大切な問題です。そのため、依頼された業務を確実に責任を持って行うことが求められます。
③体力
助手さんの仕事はデスクワークはほとんどなく、休憩時間以外は体を動かして働いていることが多いです。そのため、体力はあったほうが望ましいです。
最後に
いかがでしたか?看護助手の仕事内容は施設・病院によって大きく異なるので、心配な方は職場見学をしたり面接前に仕事内容を確認する、研修の有無を確認するなどをするとよいと思います。
私の周りの看護助手さんにはてきぱき働ける人、気のきく人(患者さんにも看護師にも)が多かったように思います。
大変な仕事ですが、患者さんから直接「ありがとう」と言われることも多く、やりがいのある仕事ではないでしょうか。