常勤・非常勤、パート看護師など働き方別のメリット・デメリット
看護師は勤務形態を選べることが他の職業にはない強みです。
日勤のみのパートであれば育児の時間も取れますし、夜勤専従でがっつり稼ぐこともできます。
今回は常勤・非常勤・パートの働き別のメリット・デメリットを収入・福利厚生などの面から紹介していきます。
<おすすめ記事セレクション>1.常勤・非常勤・パートタイマーの違い
常勤とは事業主が定める就業規則の勤務時間数を勤務する働き方を言い、それ以外は非常勤と言います。
非常勤とパートタイムの違いは明確にはありませんが、パートタイムはより限られた時間・日数で働くことを指すことが多いようです。
労働基準法では「休憩時間を除き1週間について40時間を超えて労働させてはならない」と規定されていますので、週休2日の場合最大で1日8時間の勤務となります。
2.常勤のメリット・デメリット
常勤で働くメリットは、第一に社会保険や福利厚生面が保障されている点にあります。
実際に非常勤で働いてみると、有給休暇や忌引き、特別休暇など給料が保障されながら休みが得られていたメリットはとても大きいと感じます。
デメリットとしては、残業を断わりづらいこと、委員会や勉強会、新人育成、学生実習担当など業務以外の仕事があることなどが挙げられます。
ただし、研修会など病院・施設の費用負担で受講できる場合などもあり、スキルアップしたい場合は常勤で働くメリットは大きいと思われます。
3.非常勤のメリット・デメリット
非常勤のメリットはなんといっても、自分の生活スタイルに合わせた働き方ができる点です。
お子さんがいるなど働く時間に制限があり、既定の労働時間を働けない場合はやはり非常勤が働きやすいでしょう。比較的勤務の希望も出しやすい点も魅力です。
先に述べたような業務以外の仕事を担当することもありません。病棟勤務では夜勤はつきものですが、非常勤であれば日勤だけで勤務することも可能な場合が多いです。
デメリットとしては就業時間・日数によっては事業主の社会保険に加入できないことや、有給休暇や住宅手当などの福利厚生の対象とならないことが挙げられます。
4.短時間正職員という働き方
常勤で働いている看護師の場合、結婚・妊娠適齢期になると離職することが多く、特に過酷勤務になりがちな大学病院ではある年代がぐっと少なくなるという実態があります。
看護師3~5年目となると業務も問題なく行えるようになり、管理職からは後進の育成などに期待されるようになります。
働く看護師側にとっても、その時期に退職することはキャリアを中断することとなってしまいます。そのような雇用側、非雇用側のニーズを満たすために、「短時間正職員」の制度を設ける病院・施設も増えてきました。
一般の会社では、時短、ワークシェアリング、時差出勤などを認める会社は珍しくなくなりましたが、看護業界にもその普及が進められています。
短時間正職員は、非常勤と違い福利厚生や社会保険の加入の対象となることや、退職によりキャリアが中断されないことが大きな魅力です。
最後に
いかがでしたか?子供が小さいうちは無理のない働き方をする、将来を考えてスキルアップが継続できる働き方をする。看護師の働き方は実に多様になってきています。あなたにあった働き方ができるとよいですね!