電子カルテは怖くない、転職を考える看護師必見!病院選びのポイントは
電子カルテ導入の病院、クリニックは数年前に比べかなり増えてきました。
一口に電子カルテと言っても、経過記録や画像診断結果だけが電子カルテの場合、完全オーダリングシステムが確立されている場合、紙オーダーと電子カルテが混在している場合、などいろいろです。
また、紙運用から徐々に変更になっている病院もあります。
いずれにせよ、看護師さんの電子カルテアレルギーは相当強いのが現実です。今回は、転職などの病院選びで「電子カルテは嫌だ」「紙運用は苦手だ」と躊躇している方に読んでいただきたい記事です。
<おすすめ記事セレクション>看護師のお悩み相談で、絶対ある電子カルテに関する悩み
看護師は年齢層も様々です、年配の看護師さんほど電子カルテ導入への抵抗は大きい傾向です。
悩みの一例として、
経験20年目、子育て後の復職で総合病院に就職、初めての電子カルテに悪戦苦闘。仕事にも慣れていないのに電子カルテにも奮闘し毎日疲れ切っています。辞めたい気持ちでいっぱいです。(経験20年 42歳)
転職を考えていますが、現在の病院が紙カルテです。行きたい病院が電子カルテ導入されているため躊躇しています。紙カルテ運用の病院しか働けないとしたら、選択肢が少なすぎて困っています。(経験10年 35歳)
条件が良さそうな病院を見つけましたが、紙カルテであることを知りました。ずっと電子カルテの病院で働いてきたため、紙カルテで仕事効率が保てるか、文字を手書きできるか、働き辛くないか抵抗があり不安です。(経験6年 28歳)
紙カルテから電子カルテでも、その逆でも不安は付きまとうようです。同じ病院の中でも、電子カルテに切り替わるときの不安は同じだと思います。
紙カルテか電子カルテか?就職先の選択肢が制約されるのは損
電子カルテから紙カルテ、紙カルテから電子カルテ、どちらも慣れるまでは、苦労することもあると思います。転職先が電子カルテであっても全く同じシステムでなければ、入力方法や確認方法すべてが異なり、同じ電子カルテ同士でも苦労が伴います。
カルテシステムだけで行きたい転職先を断念してしまう事は損です。
経験したい分野や、やりたい事、働く条件がピッタリくる病院や施設があれば、そのフィーリングを大切にして頂きたいと思います。
出来ないと決めつけずにチャレンジしてみよう、電子カルテ
仕事に慣れない状態で、電子カルテの操作にも難渋し仕事がはかどらない状況が続けば、一気に「自分が仕事できない人間」になったような劣等感といら立ちを感じます。
周囲からも「大丈夫かなあ」という目で見られることもあり、余計に腹正しい気持ちになることもあります。
しかし、それは一時的なことです。看護師としての経験や、あなたの良さを発揮できる日は必ず訪れます。自分がやりたい事、経験したい事が明確になっていれば、カルテシステムへの慣れは些細な苦労と言えます。
まとめ
いかがでしたか?
無駄な苦労はしたくないとはいえ、長い看護師生活で紙カルテ、電子カルテどちらかだけにしか接しない事はほとんど不可能です。新しいことにチャレンジすることを恐れずにトライしていただきたいです。
とはいえ不安も大きいもの。そんな時は、転職サイトに登録して転職活動をしてみることを強くお勧めします。コンサルタントに新しいシステムに慣れるまできちんとサポートしてもらえるか、今までの経験を考慮してもらえるかを就職前にしっかり確認しておいてもらえると安心です。