イベント添乗看護師とは?看護師が働く場所は病院だけじゃないんです

イベント添乗看護師とは?看護師が働く場所は病院だけじゃないんです

病院・施設・クリニック以外で働く看護師の仕事に興味はありますか?

それ以外の仕事となると、企業内で職員の健康管理を行う産業看護師や、保健師などをイメージされると思います。実は看護師が活躍できる仕事は、それ以外にもたくさんあります。

今日は、イベント添乗看護師の仕事についてご紹介していきましょう。

コンサートだけじゃない!イベント添乗看護師の働く場面とは

イベント添乗の「イベント」というとアーティストのコンサートやライブを想い浮かべる人が大半です。大きな野外フェスは看護師も一人では足りず、各ブースに分かれて相当数配置されています。

イベントの中には、公的機関が主催する地域イベント、各種企業の行事、学校行事系の添乗も含まれます。特にご高齢の方が集まるようなイベントは需要が高い現状です。

私が実際に経験したことがあるケースは、県が主催する街びらきイベントや、企業の運動会などです。

イベント添乗、コンサート一日の流れ披露します

東京ドーム、京セラドーム、大阪城ホールなどの大ホールで開催されるコンサートも基本的には看護師1人です。会場に着いたらインカムを付け、会場スタッフと連絡を取り合う事もあります。

先に会場入りし、トイレの場所、車いす可能なトイレや経路、非常口の位置、だいたいの客席配置などを確認します。

会場には救急BOXが設置されているのですが、内容が乏しいことが多いので、バイタルサインを測れる道具一式、ビニール袋、消毒綿花、絆創膏、ディスポ手袋、除菌シートなどの七つ道具は持参していきます。

ビニール袋は、嘔吐やその他の処置の時に重宝します。

お客様の会場入りから、最後の一人が出られるまで現場で待機します。

面白そう!でもイベント添乗看護師ってどこで募集しているのでしょうか

イベント添乗に看護師を派遣する会社に事前登録することが一般的です。

個別依頼で仕事を受ける特殊なケースもありますが、派遣会社を通さずに条件や仕事内容を口約束で受けると、トラブルのもとになります。また、事故発生時の保障が受けられなくなりますので気をつけましょう。

イベント添乗看護師に求められる技術・知識とは

イベント添乗は楽しそう、と思われるでしょう。実際にとても楽しいお仕事です。

病院・施設等での勤務と圧倒的に違うところは、相手が「お客様」という事です。そんなの当たり前と思われるかもしれませんが、病院での接遇よりも高いレベルが求められます。

お客様が参加したイベントを楽しんでいただけるか、という視点が大切です。

また、初めてお会いするスタッフの中でたった一人です、時にはお願い事をすることもありますから社会人としてのコミュニケーションスキルは重要です。

医師、先輩看護師はいません。いざというときには、救急車を呼ぶかどうかの判断を迫られます。心肺蘇生法をガイドライン通りに実施する知識、技術が必要です。

まとめ

イベント添乗看護師は、各種イベントに参加されたお客様が楽しく安全に過ごせるようサポートする仕事です。縁の下の仕事ですが、看護師としてのスキルを活かせるやりがいある仕事だと思います。

興味のある方は、イベント添乗看護師を募集している人材派遣会社に登録し、お仕事を探してみてはいかがでしょうか?経験すれば、看護師としてあらたな可能性が広がると思いますよ。


新着記事

ランダム記事

ページ上部へ戻る