看護師が恐れる転倒事故!インシデントレポート確定の転倒エピソードを紹介

看護師が恐れる転倒事故!インシデントレポート確定の転倒エピソードを紹介

看護師が常に恐れていることといえば、誤嚥、窒息、自己抜去、そして転倒ですね。ここでの転倒には、ベッドからの転落も含みます。

転倒を起こしやすい状態であるとアセスメントした場合は、患者本人・家族にも「危険性が高い」ことを示していると思います。入院時や状態が変化したときには、転倒転落アセスメントスコアシートを活用し、評価されていると思います。

それで実際の転倒を予防できるわけではありませんので、看護師のみなさんは日々の看護で、「いかにして転倒を起こさせないか」にかなりの労力を使っていると思います。

そんな困った入院患者さんの転倒にまつわるエピソード、紹介していきます。

患者さん「動かないで」と言うと動く「動いて」というと動かない謎

術後の安静状態、下肢筋力低下などで付き添いなしには「動いてほしくない」状態の患者さんに限って動く、なるべく自分で動いてADL拡大してほしい患者さんに限って動かないのは定説でしょうか?

動けない、動かないはず、と思っていた患者さんがベッドから離れたところで倒れている、ベッドの下にいる、ベッドと壁の隙間にはまっている、のを発見した時の看護師の悲嘆は想像に難くありません。

患者さんは、「動かないで」と言うと動く「動いて」というと動かない存在、と認識して観察するしかなさそうです。

患者さん、転倒したらすぐに教えて!時間が経ってからの報告は止めて欲しい

自力でお手洗いに行ける、ベッドサイドに立てるレベルの患者さんに多いのがこのケースです。

自力で起き上がれない患者さんは、転倒しているところを発見することになりますが、起き上がれる場合は患者さんから報告されることもありますね。

例えば、「談話室で滑って転んだ、手をついてしまった。今になって痛くなってきた」「たいしたことないと思っていた、心配かけたくなかったから」と、数時間前の出来事を、勤務交代時間に言われると看護師にとってかなりつらいことになります。

状態観察、状況の聞き取り、医師への報告、レントゲン撮影、処置、インシデント報告、看護記録等。転倒したら、その場で教えて欲しい!看護師の切なる思いです。

普段から患者さんには、何かあっらたすぐに報告していただきたいとお願いするしかなさそうですね。

転倒は脱衣、おむつ外し、自己抜去とセットで起こりがち

意識状態が清明で、判断力が正常な患者さんばかりではありません。認知症、せん妄、不穏患者さんの転倒は、脱衣、おむつ外し、自己抜去とセットで起こりがちです。

例えば、おむつ内に排便した後、その状態が気持ち悪く何とかしようとおむつを外し、起き上がって自分が外したおむつに足を取られ、滑って転倒するという最悪のパターンです。発見時は、ほぼ全裸、失禁、排泄物汚染、転倒という状態で看護師のショックは計り知れません。

ルート類が装着されている患者さんや、おむつに強い不快感を示す患者さんは要注意ですね。

まとめ

人は2本足で立つ以上、転倒の危険性から逃れることはできません。しかし、予見できない転倒が起こった時、対応に奔走する看護師の労力は相当なものです。患者さんに骨折や出血などの実害が無ければ、ほっと一安心ですが、再発予防に向けて頭を悩ますことになります。

チームで協力して、転倒予防できるよう頑張りましょう。


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