点滴が痛い時の2つの原因と対策

点滴が痛い時の原因と対策

病院で点滴する時に、「痛いから嫌だな」と感じている人も多いのではないでしょうか。

看護師さんが慣れていなくて痛いのか、普通でもこんなに痛いのかわからずに、聞くに聞けないことも多いですよね。

この点滴が痛い時の原因と対策をご紹介しましょう。

点滴が痛い時の原因 1つめ

点滴というのは、本来はそれほど痛いものではありません。それではなぜ点滴が痛いと感じるのでしょうか。

その原因は、点滴の針を指す前に塗るアルコールがしみるからです。怪我をした時に傷口に消毒をすると、しみて痛みますよね。これと同じことが点滴を指すときに起きているのです。

針を指すときに体内に雑菌などが侵入しないように消毒をするのですが、これをやめてもらうことはできません。

万が一、体内に雑菌が侵入してしまったら、それこそ大変なことになってしまうのです。では我慢するしかないのでしょうか。

そんなことはありません。「点滴が痛い時の対策」で、その方法をご紹介します。

点滴が痛い時の原因 2つめ

もう1つの原因は、点滴の液がうまく血管に入っていないことが考えられます。点滴が静脈にうまく流れずに漏れてしまうと、筋肉に浸透して痛みが生じます。

点滴をするときには、血管を浮き出してから針を指しますよね。血管というのは通常、暖かいときに浮き出てくるものなのです。

暑い夏でも冷房の効いた病室や冬の寒いときに点滴をしようとすると、なかなか血管が浮き出てこなくて、看護師さんも苦労していることでしょう。とくに女性は血管が出にくいと言われています。

また、点滴の針を指すときに血管を傷つけてしまった場合には、血管炎を起こしていることもありますので、我慢できないくらいの痛みのときは、やり直してもらうようにしましょう。

点滴が終わった後に、指した部分が腫れて痛みを伴う場合もありますので、医師に相談してみてください。

点滴が痛い時の対策

点滴が痛い原因がわかりましたので、その対策を考えていきましょう。

何度か点滴をした人しかわかりませんが、いつも針を指すときに痛いという場合には、消毒をアルコール以外のものでしてもらいましょう。

ヒビデンという薬剤なら、しみることなく消毒ができますので「アルコールにかぶれやすい」などと言うようにしてみてください。

また針を指すときに、緊張して力を入れてしまうと痛みを伴いますので、思い当たる人はリラックスして深呼吸をするがおすすめです。

さらに血管が出にくい人は、点滴を打つ前に、なるべく体を温めるようにすると良いでしょう。点滴を打つ場所だけでなく、体全体を温めた方が血管は出やすくなります。

点滴をしている最中に痛みがある場合には、自分ではどうすることもできませんので、看護師さんを呼んで、痛いということを伝えましょう。

そしてもう一度、針を指し直してもらいます。そのときは、なるべく一度指した場所と離れたところを選ぶと良いです。

点滴の液が漏れていたのか、血管のせいなのか、どちらかわかりませんが、指し直してもらうことで、痛みがおさまる可能性があります。

※あくまで参考です。詳しくは病院でお聞きください。

まとめ

点滴が痛い時の対処法方はおわかり頂けましたでしょうか。

医療行為に関して、素人では判断できないことが多いですが、痛みを伴うのなら、何かが起きているのかもしれません。

痛みがあることを伝えれば、何か改善方法を考えてくれることもあります。病気を治すためにも、我慢せずに意志を伝えるようにしましょうね。


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